12月2日からWOWOWプライムでスタートする『連続ドラマW 名刺ゲーム』(毎週土曜 22:00~ 全4話※第1話は無料放送)の完成披露試写会が11月30日、都内で行われ、堤真一、岡田将生、原作の鈴木おさむが出席した。

名刺ゲーム

左から岡田将生、堤真一、鈴木おさむ

放送作家の鈴木おさむがエンタメ業界の裏側を描いた同名小説を、ヒューマンサスペンスとして描いた同ドラマ。主演の堤真一が人気クイズ番組のプロデューサー・神田を演じ、突如現れた謎の男X(岡田将生)に監禁されて、もらった名刺を持ち主に正しく返さないと首輪につながれた神田か娘(大友花恋)が爆破されるという過酷なゲームに挑む、というストーリーとなっている。

テレビ局のプロデューサーを演じた堤は「本当にこういう人がいらっしゃると鈴木さんから聞きました。バラエティーはあまり出ることがありませんが、大して面白いことを言ってないのに笑っている人がいて、そういうことかと思いました」とかつて出演したバラエティー番組でヒントを得たという。

堤と岡田の2人のシーンは1週間にも撮影が及んだようで、岡田が「(堤は)ずっとふざけているんですよ。僕は2~3ページ喋らなければいけないのに、先輩が喋っているから聞かなくてはいけなくて、そのストレスをお芝居にぶつけられました」と明かした。一方の堤は「(劇中で岡田が)嫌な顔をするから嫌でしたね。しかも娘がいる前で知られたくないことを言うんです。ちょっとキツかったですよ」と役柄としては嫌がるも、「役作りは一瞬で出来るので、ストレスを引きずらないように(撮影の合間は)喋っていました」と振り返った。

2話以降にはバラエティー番組の"やらせ"もテーマとして扱っている。それについて鈴木が「連載していた時に"やらせ"の話を書いて、雑誌が出た週に自分がやっている番組でトラブルがあり、ネットで発表されました。本当にあるんだと思いました」と暴露。すると岡田は番組名こそ明かさなかったものの、「その番組をよく見ていたので、すごくショックでした。結局ヤラセかよと。何だよこの業界は! っと思いましたね」と憤っていた。

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