オーク会はこのほど、不妊治療を専門とする産婦人科専門医・船曳美也子氏の著書『あなたも知らない女のカラダ 希望を叶える性の話』(発行元:講談社/1,200円・税別)を全国の書店およびインターネット書店などで販売開始した。

『あなたも知らない女のカラダ 希望を叶える性の話』(発行元:講談社/1,200円・税別)

同書の著者である船曳氏は2014年、健康な女性の凍結卵子による妊娠・出産に日本で初めて成功したという経験を持つ。同書は船曳氏が「正しい性の知識を知ってほしい」という思いから執筆した「大人のための性教育本」。船曳氏は「自分自身の身体について正しく知ることは、人生を自分で選択し、自分らしい人生を生きることにつながります」と考えているという。

同書では「男女の性器の仕組み」「生理がなぜ起こるのか」「妊娠や出産までの仕組み」などをイラストを用いてわかりやすく解説。基礎体温測定の意義のほか、「排卵日には恋するな」「男はなぜボン・キュッ・ボンが好きなのか? 」など、読者が興味を持ちやすい角度から「性」を知ることができるという。

第3章では産科・婦人科の活用方法、体外受精や卵子凍結など最先端医療の状況を解説している。「凍結卵子からの出生率」や「体外受精のプロセス・費用」といった現実的な数値を伴う参考資料も豊富に収録した。「女性は子づくりを何歳までに始めればいいか」といったデータまでもはっきりとわかるという。

第4章では、不妊治療に対する社会の厳しさや、閉経後の人生の過ごし方など、女性の人生における幸せについて、ホルモンや社会心理学を交えながら問いかけている。