メルセデス・ベンツ日本は26日、「Eクラス」唯一の四輪駆動ディーゼルモデルとなる「E 220 d 4MATIC オールテレイン」の販売を開始した。高いアイポイントとロードクリアランス、ステーションワゴンの実用性を兼ね備えたメルセデス・ベンツ初のクロスオーバーモデルとなっている。

メルセデス・ベンツ「E 220 d 4MATIC オールテレイン」

「E 220 d 4MATIC オールテレイン」は「Eクラス」で4番目のボディタイプであり、可変トルク配分型四輪駆動システム「4MATIC」など、35年以上にわたるメルセデス・ベンツのSUV開発で蓄積した技術を採用した。同時に「Eクラス セダン / ステーションワゴン」と同様の安全性と快適性を実現。「ドライブパイロット」をはじめとした安全運転支援システム「インテリジェント ドライブ」も取り入れている。

ボディサイズは全長4,950mm、全幅1,860mm、全高1,495mm、最低地上高140mmとなっており、ステーションワゴンより10mm短く、10mm幅広く、30mm高い。最低地上高は25mm高くなっている。このように高いアイポイントなどSUVの特徴を持たせながら、一般的な駐車場に入るボディサイズに収めた。

エンジンは2.0リットルの直列4気筒ディーゼルで、将来導入されるRDE(実路走行試験)規制に対応したエンジンとなっている。最高出力は195PS。排出ガス浄化システムについては、DPF(粒子状物質除去フィルター)とSCR触媒コンバーターを統合したsDPFを直接エンジン本体に取り付ける新しいシステムに刷新した。排出ガス浄化経路を短縮することが可能となり、排出ガスの温度低下による浄化効率の悪化を防ぐだけではなく、システムのコンパクト化と軽量化にも貢献している。

「E 220 d 4MATIC オールテレイン」の価格は861万円(税込)。