お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(53)が、3日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)で、ジャズトランペット奏者・日野皓正(74)がコンサート中にドラムを演奏していた男子中学生にビンタをしたとする問題についてコメントした。

松本人志

スタジオで様々な意見が出ていた中、松本は「わりとシンプルに、この中学生の彼が叩かれたことを『クソ!』と思ったとしたら、指導として間違えていたんじゃないですか? 反省を本当にしたのであれば指導として正しかったんじゃないかなと思うから、中学生の心の中が答えだと思うんですよね」と自身の見解を述べた。

その上で、「われわれ世代の人はすごく体罰を受けたけど、今の時代ではそんなものありえへんってみんなよく言うじゃないですか? でも、なぜ今の時代にありえないのか、明確な理由を誰も言ってくれないんですよ」「なぜ今はダメで、昔はよかったんですか? 明確な理由が分からないんですよ」という問いかけも。

「体罰を受けて育った僕らは今、変な大人になってないじゃないですか? 屈折していたり。なんなら普通の若者よりも常識があるわけじゃないですか? にもかかわらず、体罰受けて育った僕たちは失敗作と言われているような気がして、どうも納得がいかない」と疑問を呈し、「いきなりのビンタはさすがにちょっときついと思うよ。『もうアカンよ! 3回目はビンタな』って言われて、それでも3回目にビンタされて『クソ!腹立つな』」とはならんやろ?」と具体例を挙げていた。