歌舞伎役者の片岡愛之助が、BSジャパンの新ドラマ『池波正太郎時代劇 光と影』(10月3日スタート 毎月第一・第二火曜20:00~20:54)の第1話に出演することが27日、わかった。

片岡愛之助

同局では2015年4月から火曜の夜に独自制作の時代劇を放送しており、今回が第6弾となる。今回は池波正太郎の知られざる選りすぐりの短編12編を一話完結で映像化していく。愛之助は第1話「運の矢」の主演を務め、生まれながらの小心者でありながら、未来の女が守ってくれるという予言を受ける信州真田家の勘定方・天野源助を演じる。

愛之助は「怖がりながら戦うというのは、普通の立ち回り以上にすごい労力てで大変でした」と振り返り、「このしんどさは久しぶりに思い出しました。不幸になったり、恥をかいたり、死にたくなったり、ロクなところがない男なんです」と役について語った。

第2話は、高橋光臣主演「武家の恥」を放送する。周囲に隠して遊女を妻に迎えた下級藩士・森万之助(高橋)は、幼馴染から、遊女を後妻にもらった国家老は恥ずべき存在であると暗殺を持ちかけられる。高橋は「『武士としての恥』と『身分違いをつい隠そうとしてしまう利己的羞恥心』という、大きく『二つの恥』がテーマとしてあります。その二つの『恥』を噛み締めながら見ていただけたら面白いと思います」とアピールした。

また、第3話以降も筧利夫、でんでん、祐真キキ、望月歩らの出演が決定。主題歌は、テレビ東京で放送中の『THE カラオケ★バトル』にて活躍する城南海の「サヨナラよりも伝えたかったこと」に決定した。