女優の内山理名(35)が、11月10日スタートのNHKドラマ10『マチ工場のオンナ』(毎週金曜22:00~22:49/NHK総合・全国放送・全7回)で、町工場の社長役を演じることが18日、発表された。内山がNHKのドラマで主演を務めるのは、今回が初。撮影は8月中旬から11月中旬まで、NHK名古屋スタジオや名古屋近郊で行われる予定だ。

内山理名

原作は、諏訪貴子氏の著書『町工場の娘』。内山演じる32歳の専業主婦・有元光は、夫・大(永井大)と息子の3人で暮らしていたある日、過労で倒れた父・泰造(舘ひろし)がガンで余命4日であると医師から告げられる。かつては父に反抗していた光だったが、社長を継ぐと決意。しかし、幹部社員の勝俣(竹中直人)、純三(柳沢慎吾)からの反発、取引先の銀行から軽くあしらわれるなど、さまざまな壁が立ちはだかる。

内山は、「この度、初めてNHKさんの連続ドラマで主演をやらせていただくことになりました」と報告し、「不安も緊張もありますが、ストーリーにとても勢いがある作品なので、最後まで全力で走り続ける覚悟で務めさせていただこうと思っております」と気合い十分。「私の演じる役は、常に人の為…と、自分の事を後回しにし、周りの人達の為に頑張る女性です。色々と一筋縄ではいかないような展開ですが、諸先輩方をはじめとする共演者の方々と、丁寧に作り上げていけたらと思っております」と意気込みを語る。

また、「舘ひろしさん演じる父親が亡くなり、倒産寸前の父の会社を立て直していくところから始まるストーリーですが、物語が進み父親の会社に触れることによって、今まで知らなかった父の姿を知っていくという、実は父と娘の話でもあります」と物語の魅力を解説。視聴者に向けて、「オール名古屋ロケ、キャスト・スタッフ皆で素敵なメッセージを届けられます様、精一杯頑張っていきます」と呼びかけている。

そのほか、村上淳、忍成修吾、苅谷俊介、市毛良枝らが出演。脚本は、大河ドラマ『花燃ゆ』(15年)、ドラマ10『四十九日のレシピ』(11年)、土曜ドラマ『太陽の罠』(13年)などを手掛けてきた大島里美氏が担当する。