3.扇風機を併用する

すでにご存知の人が多いですが、エアコンと扇風機を併用すると、節電に役立てることができます。扇風機によって部屋の空気が循環され室温が均一になり、また、風が体に当たることでエアコンの設定温度が高めでも涼しさを感じることができます。「扇風機をつけると余計に電気代がかかるのでは」と心配になってしまいますが、扇風機を使用したほうが節電には効果的です。さほど暑さが厳しくない日には、扇風機だけで過ごすのもおすすめですが、無理は禁物です。

4.長く使っている古いエアコンは買い替える

エアコンが古い機種の場合は、新しいものを購入したほうが節電になることもあります。15年程度使っているエアコンは、買い替えを検討してみましょう。古いエアコンは消費電力量が多く、電気代が高くなります。また、使い続けると経年劣化によって1年で数%ずつ消費電力量は増えていき、10年経つと5割ほど増加します。新しいものを購入するにはお金がかかりますが、節約できる電気代と比較して、買い替え時期を見極めてみましょう。

5.こまめなオンオフを控える

エアコン代を節約するために、こまめにスイッチを切ったり付けたりしていないでしょうか。少し涼しくなったらエアコンを切ったほうが節電につながると思いがちですが、実は、こまめなオンオフはかえって電気代を高くしています。エアコンは、室温を下げて設定温度にするまでが、最も消費電力量が多くなります。そのため、スイッチを切ることで、次に付けた時に再び余計な電力を使ってしまうのです。

また、節電になると思い弱運転で冷房を付ける人が多いですが、これも設定温度になるまでに時間がかかることで、電気代がかかる要因となります。エアコンによる電気代を抑えるには、自動運転でつけっぱなしにしておくのが最も効果的。設定温度まで下がったら、あとはその室温を保つので、余計な電気代がかからないというわけです。

6.室外機を涼しい場所に置く

室内にばかり目が行きがちですが、意外と重要なのが外にある「室外機」です。室外機には、部屋の中の熱を外に放出する役割があり、その周辺を涼しくしておくことで、節電の効果があります。室外機を日陰に置くほか、窓によしずを立てかける、ヘチマで緑のカーテンを作るなどするのも良いでしょう。日陰に置くのが難しい場合は、室外機カバーをかけてその上から打ち水をしてみましょう。

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