アイドルグループ・Sexy Zoneの中島健人が5日、六本木ヒルズアリーナで行われた主演映画『心が叫びたがってるんだ。』(7月22日公開)の完成披露記念イベントに、共演の芳根京子、石井杏奈、寛一郎、熊澤尚人監督とともに登場した。
同作は2015年に上映され大ヒットした同名の劇場版オリジナルアニメを実写化。やる気のない高校生・坂上拓実(中島)は、幼い頃のトラウマから喋ろうとすると腹痛におそわれるため筆談で交流するクラスメイト・成瀬順(芳根)とともに「地域ふれあい交流会」(=ふれ交)実行委員に任命され、ミュージカルを上演することになる。
屋根付きの野外ステージに、イベント開始直前突然の豪雨が降り注ぎ、場内は騒然となった。しかし中島は「急ではありますが、空が感動の涙に包まれています」と表現し、観客の動揺を喜びに変えた。
同作では内向的な少年を演じた中島だが、実際の自分は「ストレート+フック・アッパーで伝えます」と爽やかに答え、司会の加藤綾子アナウンサーは「どういうことでしょうか」と困惑。中島は「小技を効かせるというか。フックを効かせれば相手のここにずっと残ると思いますし、言葉の面白いところじゃないかなと思います」と説明した。一方で、集まったファンには「みなさんの浴衣が綺麗すぎて何も言えませんね」と語りかけ、歓声が上がった。
この中島の様子に、芳根は「撮影中も常に王子様なので、ほんまもんだと思いました。ほんまもんやなあ」としみじみ。石井も中島について「お仕事のプロでもあるし、人間のプロでもある」と説明し、「疲れた表情を見せないので『辛いことあるんですか?』って質問した時に『俺の人生はすべてハッピーエンドだから、そんなことないよ』って」と中島の名言を明かすと、中島は振り返って壁に両手をついて照れていた。
さらに芳根も「すごいのがありました!」と手を挙げ、「『最後の晩餐で何を食べますか?』と質問したら『俺に最後の日はない!』って言った!」と中島の名言を暴露。芳根はさらに「『ごめんなさい質問を間違えました、好きな食べ物はなんですか?』って聞いたら『お米』って言ってました」と撮影中のやり取りを紹介した。
「やめろよ」と照れていた中島だが、加藤アナが「衝撃が強すぎて、かんざしが落ちちゃって……」と申告すると、「本当ですか!?」とすぐに駆け寄り、かんざしを拾ってさっと手渡す。王子様行動を目の当たりにした観客からは悲鳴があがり、加藤アナも「リアル王子様ですね」と感動。中島は「(浴衣を)着慣れてないので、(走り方が)ペンギンみたいになっちゃった」とお茶目に再現していた。