歌手の田原俊彦(56)が、21日に放送されたフジテレビ系バラエティ番組『良かれと思って!』(毎週水曜22:00~22:54)にゲスト出演し、1994年にジャニーズ事務所から独立した心境を語った。
世間からのさまざまな質問に「NGなし」の姿勢で答えていった田原。その中で、「今のアイドルをどう思う?」には、「みんながんばっている。今はグループが多いじゃないですか? だから大変ですよね」とコメント。「ソロは解散しようがない。その分、自分でケツ持たなきゃいけないという宿命はあるかもしれないけど、グループはみんな趣向が違ったり10年・20年やっていると、違うことをそれぞれ生きていく上でやっていく世界」とソロとグループの違いを説く。
「だから、いつかは勝負に出ないと」と熱っぽく語る田原に、お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーは「トシちゃんとしては、その気持ちは分かるんですか?」と投げかける。田原は「分かりますよ」とすぐに答え、「だからね、認めてあげればいいのになと思いますけどね」と同所属のタレントが自分と同じような選択をすることに理解を求めた。
「恩人は誰?」には「何人かいる」としながらも、「今の僕がいるのはジャニー喜多川さんのおかげ」とジャニー喜多川社長に感謝。また、5年ほど前、メリー副社長からの手紙が元マネージャーによって届けられたことを明かし、記憶の中にある文面を「トシ、元気ですか? 活躍してますね。今、トシの曲を後輩たちがステージで歌っています。また、どこかで会えたら……」と読み上げながら、「という心ない手紙が」とオチをつけて笑いを誘った。
一方で、「メリーさんも大変なんですよ。やっぱり守らなきゃいけない。ジャニーさんは作り手側じゃないですか? メリーさんは会社をまとめなきゃいけない。トラブルが起きた時とかに出てきて交通整理する。だから、悪い役をやらなきゃいけない」とそれぞれの役割も説明。「それがあるからたぶん怖いイメージがあるんだけど、本当はめっちゃ優しいです」と自身の抱く印象を伝えた。