俳優の上川隆也が主演するテレビ朝日系ドラマ『遺留捜査』(7月13日スタート、毎週木曜20:00~)の初回2時間スペシャルに、財前直見がゲスト出演することが22日、明らかになった。上川と財前、そしてレギュラー出演の戸田恵子が共演するのは、『お水の花道』(フジテレビ系)以来16年ぶりとなる。

(左から)財前直見、上川隆也、戸田恵子=テレビ朝日提供

上川演じるマイペースで空気を読まない刑事・糸村聡が、遺留品から事件を解決していく同作。連ドラ第4シーズンとなる今回は、舞台を京都に移し、難事件を鮮やかに処理する"火消し"と呼ばれる「特別捜査対策室」に加入する。

初回は、神戸港を周遊する遊覧船で爆発が起き、乗員乗客を人質に取られるという事件が発生。財前は、その遊覧船に乗り合わせた衆議院議員で、"女性初の総理候補"との呼び声も高い長部麗子役を演じる。

上川は、久々の財前、戸田都の共演について「年月をへて、それぞれ現場にいられることを噛みしめ合ったというか、落ち着いてお会いできたことがなんとも言えずうれしかったです」と感慨。「3ショットの写真も撮っていただきましたが、ぜひ手袋をしている写真に注目していただけたら…分かる方には分かっていただけるかと思います(笑)。3人の役柄が当時と全然違うのも面白い」と、再会を喜んでいた。

また、物語の重要なカギを握る人物・黒沢恒之助役で、伊東四朗もゲスト出演。上川は「以前、別の作品でご一緒した際、『遺留捜査』が好きだと言ってくださったことがあって…。"軽演劇の神様"のような存在である伊東さんが『あの刑事いいね! 面白いね!』と変わり者の糸村をほめてくださったことが、何よりの励みになったんです」と秘話を明かし、「その伊東さんが今回、ご出演くださるということで本当にありがたいやら、うれしいやらでテンションが上がりました(笑)」と興奮の様子を見せている。