お笑いタレントの今田耕司と東野幸治がこのほど、都内のスタジオで、Amazonプライム・ビデオのオリジナルバラエティシリーズ『今田×東野のカリギュラ』(9日配信開始、毎週金曜新作更新)の収録後に取材に応じ、伝説のコント「放課後電磁波クラブ」の復活に意欲を示した。

今田耕司(左)と東野幸治

「カリギュラ」とは「禁止されるほど試してみたくなる心理現象」のこと。今作は、最近の世の中では実現しづらくなってきた企画を取り上げていくバラエティとなっている。

今田・東野といえば、『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系、1991~1997年)で披露していたコント「放課後電磁波クラブ」が印象的。2人がV状コスチュームのわずかなスペースで局部を隠すも、頻繁にモザイクが入ってしまい、まさに最近の世の中では実現しづらくなってきた企画だ。

「代表作ですからね」と胸を張る今田は、これを『カリギュラ』で復活させることに「われわれだからできるというのもあるかも分からないですね。セットいらないですし、ドローンで撮ってもらうとかしたら、スケールもでかいですし、画が変わるだけで大きく変わる可能性もありますから、あり得るかもしれないです」と、新たな展開まで想像した。

東野も、そうしたギリギリのコントを展開することに、「地上波ではできないそういうコントっていうのもあるなと思いますので、前向きに考えたいですね」と意欲。他にも、トーク企画などで「地上波で出られないゲストの方もいらっしゃるじゃないですか。事務所辞めて独立した方がなかなか出づらいみたいなこともあるので、そういう方もぜひ来てほしい」と、温かく迎え入れる姿勢を示した。

『カリギュラ』の第1話では、東野が狩猟に挑む「東野、鹿を狩る」を展開。第2話も、芸人の親にオレオレ詐欺の警鐘を鳴らすドッキリ「うちの親は大丈夫! 母ちゃんオレオレ詐欺選手権」と、社会問題も意識した企画をラインナップしている。

今田は「地上波では無理だろうなってこともできてますし、過激なことをしてるだけじゃなくて、見てる人が楽しんで笑えるバラエティとして成立してます」と手応えを語り、東野も同意しながら、「やってるテンションは地上波と変わらないですけど、数年間配信されて残るというのが不思議やなと思って。新しい時代だなと思います」と新鮮さを実感しているようだ。

また、「東野、鹿を狩る」の企画を自分で持ち込んだ東野は「本当に楽しかったです。次はイノシシ、その次はクマ行ったろうと思って」と続編に意欲。今田は「『行列のできる法律相談所』では見れない東野くんの顔が見れますし、この先もどんどん面白くなってくる手応えができているところなので、ぜひ見て話題にしていただきたいです」と自信を示した。