コミュニケーションの手段として、今や欠かせないものとなってきたLINE。気軽で便利なツールだが、会社に遅刻・欠勤の連絡をする際、LINEを使うのはアリなのだろうか。マイナビニュース会員504名に質問してみた。

Q.遅刻・欠勤の連絡をLINEでするのはありだと思いますか?

あり 23.0%
なし 77.0%

遅刻・欠勤の連絡をLINEでするのはありだと思いますか?

Q.その理由を教えてください

LINEで連絡は「あり」

手段は関係ない

・「連絡さえもらえれば手段はどうでも良い」(49歳男性/ガラス・化学・石油/メカトロ関連技術職)
・「関係が構築できてれば連絡手段にこだわるべきではない」(38歳男性/建設・土木/事務・企画・経営関連)
・「連絡すれば何でもいい」(30歳女性/公益・特殊・独立行政法人/事務・企画・経営関連)

電話できないこともあるから

・「電車の中で電話できないので」(56歳男性/通信機器/事務・企画・経営関連)
・「電車で電話はしづらい。必要ならあとで折り返しもらうか、こちらからかければいい」(47歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「満員電車の中など、通話が迷惑となる場面が朝の通勤では多いので、もっと柔軟に対応してよいと思う」(30歳女性/銀行/事務・企画・経営関連)

・「今の時代ならあってもいいと思うし、体調不良のときに、通話するのがつらい」(38歳女性/兵庫県/百貨店/事務・企画・経営関連)

便利だから

・「その方が素早く確実に伝達できる」(46歳男性/官公庁/公共サービス関連)
・「速報性と証明になるから」(39歳男性/官公庁/公共サービス関連)
・「プッシュ通知で、既読表示があるので便利」(48歳男性/その他メーカー/技能工・運輸・設備関連)
・「社内ルールとしてはNGだが、個人的に部下がLINEで連絡するのは情報伝達の速度から言えば最速であると思うから」(56歳男性/東京都/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)

・「今の会社ではできないが、以前の会社ではラインで連絡していました。店舗スタッフだったので、携帯を見られる時間は限られていたが、グループで共有できたので楽だった」(26歳女性/東京都/その他電気・電子関連/事務・企画・経営関連)
・「朝が忙しく電話が取れないことが多いので、時間帯によってはそちらの方がありがたい」(31歳男性/愛知県/人材派遣・人材紹介/事務・企画・経営関連)

今どきは当たり前

・「今の時代ならあってもいいと思うし、体調不良のときに通話するのがつらい」(38歳女性/百貨店/事務・企画・経営関連)
・「今時は普通では? 私はしないけど」(56歳男性/システムインテグレータ/IT関連技術職)
・「時代の流れだと思う。これから更に変わると思う」(56歳男性/鉱業・金属製品・鉄鋼/技能工・運輸・設備関連)

その他

・「連絡するだけ偉いと思うから」(28歳男性/農業協同組合/営業関連)
・「上司との仲はとてもいいので遅刻ならば問題なくできる。欠勤はさすがに電話する」(33歳男性/その他電気・電子関連/メカトロ関連技術職) ・「きちんと使える間柄なら、問題ない。相手がきちんと使えない場合は、問題あり」(54歳男性/愛媛県/官公庁/公共サービス関連)

LINEで連絡は「なし」

非常識だから

・「それは論外だと思う。ちゃんと自分の口で伝えることが常識」(34歳女性/教育/専門サービス関連)
・「携帯があるのに電話しないのは社会人失格」(57歳男性/フードビジネス/販売・サービス関連)
・「常識的ではない。電話でビクビクしながら許可を請うのが当たり前。LINEなんかで簡単に済ませられると思ってもらっちゃ困る」(31歳女性/銀行/事務・企画・経営関連)
・「むしろそんなことをする人がいるのか疑うレベル。非常識すぎる」(45歳男性/化粧品・医薬品/その他技術職)

失礼だから

・「上長に対して失礼」(40歳男性/化粧品・医薬品/その他技術職)
・「直接電話で話さないと、相手に対してあまりにも失礼だから」(46歳男性/ゴム/技能工・運輸・設備関連)
・「当たり前です。失礼でしょ」(45歳男性/官公庁/公共サービス関連)

電話の方が伝わるから

・「電話で話すべきこと。話し方で事情も分かる場合が多い」(62歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)
・「電話で口頭で伝えるべき事項であると考えるため。言い方は悪いですが、声を聴いて本当に病気か確認するため」(45歳男性/システムインテグレータ/IT関連技術職)
・「電話で話した方が申し訳なさが伝わるような気がするから」(46歳男性/不動産/専門職関連)

気づかない場合もあるから

・「相手が見ないかもしれないから、電話すべき」(32歳女性/人材派遣・人材紹介/営業関連)
・「いつ見るかも分からない連絡方法は常識外れ」(44歳女性/建設・土木/事務・企画・経営関連)
・「見るのが遅くなるかもしれないから」(29歳女性/生命保険・損害保険/事務・企画・経営関連)

仕事とプライベートは別

・「仕事とプライベートは分けるべき」(36歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「仕事とプライベートが混同されそうだからです」(34歳女性/ソフトウェア・情報処理/事務・企画・経営関連)
・「LINEはプライベートに使用するイメージがある」(50歳男性/銀行/専門職関連)

その他

・「休むことに躊躇がなくなり簡易化する」(41歳男性/サービス/専門サービス関連)
・「上司とは友達になりたくない」(43歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「連絡する上司がLINEを使えないから」(49歳女性/医療用機器・医療関連/その他技術職)

総評

LINEでの遅刻・欠勤連絡が「あり」だという人はわずか2割で、約8割が「なし」と考えていることが分かった。

LINEでの連絡は「マナー違反」だという声が多く、電話連絡が社会人として当然とのこと。上司に対して失礼極まりない行為だ、といった意見も寄せられた。また、LINEで連絡するデメリットとして「相手が気づかない可能性がある」といった指摘も挙げられた。仕事中はスマホを見ていないことも多く、LINEが届いてもすぐに気づけない場合があるようだ。

LINE連絡が「あり」と答えた人からは、「手段、方法問わず伝わればよい」「連絡しないよりはマシだ」という意見が寄せられた。「LINEでもメールでも電話でも印象は特に変わらないと思う」といった声もあるように、連絡さえできればツールを使い分ける必要はない、と考えているようだ。LINEのメリットとしては他にも、「相手の状況を気にしなくてよい」「既読が表示される」「記録が残る」といった点が挙げられた。

便利なツールではあるが、LINEでの連絡を不快に感じる人が多いのも事実。会社のルールや、全体の状況をよく考えて判断したいものである。

調査時期: 2017年5月8日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 会社員504名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません