伊豆急行と東京急行電鉄は26日、伊豆観光列車「THE ROYAL EXPRESS」の運行開始日とクルーの制服デザインが決定したと発表した。運行開始日は7月21日に決定し、同列車の公式サイトなどで5月27日10時から申込受付を開始する。クルーの制服デザインは列車と同様、水戸岡鋭治氏がデザインを担当した。

「THE ROYAL EXPRESS」クルーの制服デザイン

「THE ROYAL EXPRESS」は伊豆急行「アルファ・リゾート21」を改造した8両編成(定員100名程度)で、水戸岡鋭治氏がデザイン・設計を手がける。1・2号車はゴールドクラス、3号車はマルチカー、4号車はキッチンカー、5~8号車はキッチンカーで、車両ごとに異なる車内デザインに。外観は列車の名称でもある「ROYAL」をイメージしたロイヤルブルーがベースとなる。運行区間はJR横浜駅から伊豆急下田駅までとされている。

クルーの制服は「THE ROYAL EXPRESS」の旅の舞台を楽しく演出できるように、伝統的なワーキングウェアとして機能美と普遍性と多様性を兼ね備え、ロイヤルブルーをアクセントカラーとすることで、懐かしく新しい、品格のあるデザインとしている。

「THE ROYAL EXPRESS」の運行日と旅行プランの概要

今回、「THE ROYAL EXPRESS」の7月中の運行日・時刻なども発表された。運行開始日の7月21日は、JR横浜駅を11時50分頃に発車し、伊豆急下田駅に15時頃に到着する。7月22日は伊豆急下田駅10時50分頃発・伊東駅13時50分頃着、7月26日は伊東駅12時50分頃発・伊豆急下田駅15時30分頃着で運行される。7月27日に再びJR横浜駅へ乗り入れ、伊豆急下田駅10時30分頃発・横浜駅13時30分頃着、横浜駅14時頃発・伊豆急下田駅17時頃着で運行。7月28日は伊豆急下田駅10時50分頃発・伊東駅13時50分頃着となる。

同列車に乗車できるプランとして、プラチナクラスへの乗車と下田・蓮台寺・河津エリアでの宿泊、観光を組み合わせた1泊2日の「クルーズプラン」と、片道乗車の「食事付き乗車プラン」を用意した。7月の「クルーズプラン」は、7月21日出発のクルーズA、7月26日出発のクルーズB、7月27日出発のクルーズCの3種類。各プランとも30席を用意し、旅行代金(2名1室利用時)は13万5,000~15万円とされている。

クルーズA・Cでは、1日目に横浜駅から伊豆急下田駅まで「THE ROYAL EXPRESS」に乗車。山田チカラ氏監修のコース料理を提供する。2日目は伊豆急下田駅から伊東駅まで「THE ROYAL EXPRESS」、伊東駅から横浜駅まで特急「スーパービュー踊り子」に乗車する。クルーズBは1日目に横浜駅から伊東駅まで特急「スーパービュー踊り子」、伊東駅から伊豆急下田駅まで「THE ROYAL EXPRESS」に乗車。2日目に伊豆急下田駅から横浜駅まで「THE ROYAL EXPRESS」に乗車し、河野美千代氏監修のコース料理を提供する。

「THE ROYAL EXPRESS」各プランの旅行代金

7月の「食事付き乗車プラン」は7月21日横浜発、7月27日伊豆急下田発、7月27日横浜発の計3回、それぞれプラチナクラス(最大10席)とゴールドクラス(最大70席)に乗車できるプランを用意した。横浜発では山田チカラ氏監修料理、伊豆急下田発では河野美千代氏監修料理が提供され、プラチナクラスとゴールドクラスで食事内容が異なる。旅行代金はプラチナクラス大人3万5,000円、ゴールドクラス大人2万5,000円・こども2万円、ゴールドクラスの「ファミリーシート」は4万円(大人1名・幼児1名の価格)とされている。