リンナイは5月22日、「省エネ」に関する意識調査の結果を発表した。調査は4月26日~27日、全国20代~40代の男女987名(47都道府県各21名)を対象に、インターネットにて行われた。

67.5%が普段から省エネを意識

「普段の暮らし(家の中)で省エネをどの程度意識しているか」

「普段の暮らし(家の中)で省エネをどの程度意識していますか?」と聞いたところ、「やや意識している」と回答した人が最も多く48.2%。「強く意識している」(19.3%)という人を合わせると、およそ7割の人が省エネを意識していることがわかった。

「省エネは家計のためか環境保全のためか/省エネを意識するようになったきっかけ」

また、「あなたにとっての省エネは、家計(節約)を意識したものか、環境保全を意識したものか」を聞くと、93.5%が「家計(節約)」と回答。環境保全を意識している人はわずか6.5%という結果に。

「省エネを意識するようになったきっかけ」としては、「節約」(83.4%)が最も多く、以降「震災」(29.6%)、「結婚」(13.8%)、「子どもの誕生」(12.2%)と続いた。

省エネ対策と非省エネ行動

「省エネ対策」

「日頃から取り組んでいる省エネ対策」を聞くと、「水を流しっぱなしにしない」(75.1%)、「使っていない部屋の照明はこまめに消す」(69.5%)、「冷蔵庫のドアはなるべくすぐ閉める」(64.0%)など、手軽に行うことのできる対策が上位に並んだ。

「非省エネな行動」

一方、「普段の生活でやってしまう非省エネな行動」では、「暖房冷房を付けたままで寝る」(「よくある」「たまにある」の計33.5%)がトップに。次いで「電気を付けっぱなしで寝る」(同21.9%)、「歯磨きの際、水を出したまま歯を磨く」(同21.6%)となった。

エネルギー自由化について

「エネルギー自由化に対する関心度」

次に、「エネルギー自由化」について調査を実施。その結果、エネルギー自由化に「関心がある」人の割合は49.7%(「とても関心がある」9.2%+「やや関心がある」40.5%)。その割合を省エネ対策の実行有無別に見ると、省エネを実行している人では58.6%、実行していない人では25.6%となり、省エネに関心を持ち、対策を行なっている人ほど、エネルギー自由化に対して関心が高いことがわかった。

「エネルギー自由化に関する理解度」

また、「エネルギー自由化に関する理解度」を調べたところ、「電力自由化」に関しては50.5%(「よく理解している」9.3%+「やや理解している」41.2%)と半数を超えたのに対し、「都市ガス自由化」に関して理解できている人は4割以下(「よく理解している」6.0%+「やや理解している」31.2%)にとどまった。

6割超が省エネ設備導入を検討

家を建てる時やリフォームの際に、省エネ設備の導入を「必ず検討する」という人は16.8%、「少し検討する」という人は46.0%と、6割超が「省エネ設備の導入を検討する」と回答した。

「省エネ設備導入にあたってのハードル」

そこで、「省エネ設備の導入をためらう点」について聞いたところ、「初期費用が高そう」が最も多く62.3%。以降「どれくらい省エネ効果があるのかよくわからない」(47.9%)、「導入する手間がかかりそう」(36.0%)と続いた。