スターバックス コーヒー ジャパンは5月24日、「コールドブリュー クリームフロート バレンシア」「コールドブリュー クリームフロート ヘーゼルナッツ」(各・税別420円)を全国の「スターバックス」店舗で発売する。日本の「スターバックス」では、初めて登場する「コールドブリューコーヒー」。気になるその味を確かめるべく、ひと足先に飲んできた。
そもそも「コールドブリューコーヒー」とは、これまで同社が提供してきたアイスコーヒーとも異なる抽出方法のアイスコーヒー。別名「水出しコーヒー」とも呼ばれるこのコーヒーは、ひいたコーヒー豆を長時間水に浸して抽出したものだ。お湯で抽出してから急冷したアイスコーヒーはきりっとした酸味が特徴的だが、水で抽出したアイスコーヒーはなめらかでさっぱりとした飲み心地が印象に残った。
「スターバックス」では、今回のために新しく「コールドブリューブレンド」というオリジナルブレンドを開発。24日からは新作2品と同時に、「コールドブリュー コーヒー」の提供も行うという。価格はショートサイズで税別320円、トールサイズで税別360円、グランデサイズで税別400円、ベンティサイズで税別440円。
さて、今回の目玉となる「コールドブリュー クリームフロート バレンシア」「コールドブリュー クリームフロート ヘーゼルナッツ」を飲んでみよう。これらは、先ほどの「コールドブリュー コーヒー」に、柑橘の香りがするバレンシアシロップか、ナッツの甘さを感じるヘーゼルナッツシロップを追加し、そこにホイップクリームにミルクを混ぜ合わせた「クリームフォーム」と、カリカリ感を楽しめる「コーヒーハイシュガー」をトッピングしたもの。アイスコーヒーやラテを好む人にオススメだという。
「コールドブリュー クリームフロート バレンシア」は、バレンシアオレンジの風味がしっかりと溶け込んでいるという印象。オレンジ系の香りとコーヒーの組み合わせに馴染みがないかもしれないが、飲み終わった後に鼻に抜ける華やかさを感じられるので、結構ありだ。一方の「コールドブリュー クリームフロート ヘーゼルナッツ」は、軽やかなナッツの香りと甘さがコーヒーに加わり、ちょっとしたデザート感のあるコーヒーに変化していた。
気になる「クリームフォーム」は、ホイップクリームにも似ているが、口につけてみるとミルクフォームのように軽やか! コーヒーにじわじわと溶けていくことで、コクのあるなめらかなラテに進化していく。
4月に発売した「アメリカン チェリー パイ フラペチーノ」に続き、今度は新しいアイスコーヒーの楽しみ方を提案してきた。8月31日までの販売を予定しているので、夏の新しいトレンドに「コールドブリュー コーヒー」が加わるかもしれない。