インテリジェンスが運営するアルバイト求人情報サービス「an」では、求人情報メディアに掲載された求人広告から173職種について、平均時給を分析している。それによれば4月のアルバイト平均時給は全国平均997円で、前年同月比26カ月連続で上昇。「北海道・九州エリア」の時給も引き続き好調だった。
エリア別、職種別の傾向は?
2017年4月の全国平均時給は997円(前月1,003円、前年同月989円)となった。前月比で6円減少、前年同月比で8円増加となり、前年同月比26カ月連続で上昇している。anの求人掲載数は前月比-4.6%、前年同月比+25.6%となり、前月比は減少したものの、前年同月比は増加となった。
エリア別平均時給は「関東エリア」が1,054円で最も高く、次いで「関西エリア」が999円、「東海エリア」が966円、「九州エリア」が888円、「北海道エリア」が875円という順。全エリアで前年同月を上回っているが、中でも「北海道エリア」は26カ月連続増、「九州エリア」は44カ月連続増と、時給の上昇が継続している。
職種別平均時給は「専門職系」(1,130円)でもっとも高く、次いで「営業系」(1,083円)、「運輸職系」(1,078円)、「サービス系」(1,030円)、「事務系」(1,027円)、「技能・労務系」(978円)、「フード系」(969円)、「販売系」(918円)と続いた。「販売系」や「フード系」が入学シーズンに伴う採用強化を行い、シフト緩和など時給以外で人員を確保する傾向が見られるという。