チャーリー・ハナムが主演を務めるガイ・リッチー監督最新作『キング・アーサー』(6月17日公開)で、元サッカー選手のデヴィッド・ベッカムが出演するシーンの場面写真が17日、公開された。ハリウッド本格進出となる本作で、騎士姿を披露している。

デヴィッド・ベッカムが登場する『キング・アーサー』場面写真

日本、韓国共催のサッカーW杯で、空前のベッカムフィーバーを巻き起こし、「2002年、日本はベッカムに恋をした」と言われる程の美貌を持つベッカムが、中世英国の騎士道物語「アーサー王物語」を新たな解釈で映画化した本作でハリウッド本格進出。3月に顔面に深い傷を負い、歯がボロボロのブ男姿を自身のインスタグラムで披露し話題を呼んだが、これは本作撮影のために特殊メイクを施されたためだった。

公開された場面写真では、ジュード・ロウ演じる暴君ヴォーティガン率いる軍隊に所属し、岩に刺さったまま引き抜く事が出来なくなった聖剣エクスカリバーを管理する兵士役として登場。目線の先には、チャーリー・ハナム演じる青年アーサーがおり、彼が聖剣を引き抜くというすべての始まりとなる重要なシーンの一端を担っている。部下を引き連れ、険しい表情で睨み付けるベッカムの姿からは、悪役としての風格が。ちなみに、ベッカムは2003年に大英帝国勲章を授与しており、役柄同様に英国王室と縁がある。

ベッカムは、ガイ・リッチー監督の結婚式に出席し、前作『コードネーム U.N.C.L.E.』(15)では映写技師役としてカメオ出演するなど、2人は親友の関係。ガイは「ベッカムにはスターの素質があると思う。『キング・アーサー』のどこかで登場してほしかったんだ」と出演を熱望したとを明かしている。また、チャーリーは「ベッカムのことが大好きだし、真剣に演じてくれて感動したよ。本当に仕事に一生懸命だし、とても優しくて、謙虚で、思いやりがある真面目に捉える人物だ。あの日、僕たち全員がベッカムに惚れたと思うよ!」と絶賛した。

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