歌手で俳優の泉谷しげる(68)が、23日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)にゲスト出演し、熊本地震で延期となっていた野外音楽イベント「阿蘇ロックフェスティバル2017」への思いを語った。

泉谷しげる

2015年から開催されている同イベントは昨年、熊本地震の影響で延期に。今年は5月27日に熊本県野外劇場アスペクタで行われることが決定、泉谷をはじめ、ウルフルズ、サンボマスター、スチャダラパー、電気グルーヴらが参加する。

このことが番組内で話題になり、泉谷は「俺が宣伝部長になったんだけど、2年目にして地震が起きちゃって。これはどうしたもんかと思ったけど、とにかくなんとしてもやるぞ」と振り返り、「今年はやれることになった」と喜びの報告。

何よりも泉谷の胸を打ったのが、「まさか前のメンバーが。1年も経つとスケジュール的に厳しいのかなと思っていたけど、ほとんど全員参加してくれることになって」。それぞれが同じ思いだったことに感動し、「彼らの心意気を感じて、よし!やろう!ということになった」と経緯を説明した。

また、「あえて俺は救済支援という看板を付けないことにした」というこだわりも。その理由について、「ロックフェスは大量動員しなきゃいけないもの。不幸に遭われて熊本地震を利用するわけにはいかない。集まることが支援なんだと。看板は掲げない」と熱弁。「熊本の人たちに2年ぶりに会いますけど、やっぱり『バカヤロー!』『コノヤロー!』『テメーら、何やってんだコラ!』と言いたい。そういうごく普通のお付き合いをしたい」とその思いを語っていた。