プロ野球解説者でタレントのデーブ大久保が、12日に放送された日本テレビ系バラエティ番組『ナカイの窓』(24:09~25:04)に出演。西武コーチ時代に起こした暴行事件の相手である菊池雄星投手と昨年、約7年ぶりに再会し、和解していたことを明かした。
大久保は西武コーチ時代の2010年、ドラフト1位で入団した菊池雄星投手への暴力が発覚。行き過ぎた指導だとして球団を解雇され、球団相手に訴訟を起こす事態に発展した。
デーブは「頭パチンってやったのが暴行になった。暴行といったら暴行」と振り返り、「当時は自分の指導法が絶対に間違ってない」と思い込んでいたが、「裁判をやっている間にライオンズの方が正しい。絶対正しい」と気付いたという。
そして、昨年、西武のキャンプに取材したいと球団に相談した際に、デーブの西武コーチ時代の監督で現在は同球団のSD(シニアディレクター)を務める渡辺久信氏から「雄星に謝ってくれないか」と言われ、デーブも「ぜひ謝らせてください」と希望。約7年ぶりの再会が実現した。
その際、菊池選手は部屋に入ると、「デーブさんすいませんでした。僕が悪かったです」と号泣したという。デーブは「ナベちゃんも(渡辺SD)も俺もうわー涙出てきて、『雄星悪かった。俺みたいな大人が苦しめて申し訳なかった』」とやりとりを明かし、「社長とかも『デーブもライオンズの人間なんだし、俺らはすべて許すから、これから球場どんどん来て、野球界盛り上げて行こう』って言ってくれて」と球団とも関係を修復できたという。
デーブは「1軍の監督やる、ホームラン打った…すべてのことより、雄星と球団の人たちの前で握手して泣けたっていうのが、何よりうれしかった」と語り、MCの中居正広が「雄星もいいやつでよかった」と言うと、「いいやつなんです」とコメント。中居もゲストMCの千原ジュニアも、「いい話」「めちゃめちゃええ話」と感動していた。