お笑いコンビのスーパーマラドーナ、アキナ、和牛らが6日、大阪・関西テレビ本社で行われた『第52回上方漫才大賞』のノミネート発表会に出席した。

「奨励賞」にノミネートされた(前列左から)吉田たち、スーパーマラドーナ / (後列左から)和牛、なすなかにし、アキナ

同賞は、関西で最も長い歴史を持つ漫才賞。今年はカンテレ、ラジオ大阪で5月6日(15:00~)に生放送される。当日は事前審査で決定した「大賞」が発表されるほか、「奨励賞」5組、「新人賞」7組のノミネート者が、会場でのネタ披露で各賞を競い合う。

「奨励賞」にノミネートされたのは、吉田たち、スーパーマラドーナ、和牛、なすなかにし、アキナ。前回の受賞者は、昨年の『M-1グランプリ』でチャンピオンの銀シャリとあり、スーパーマラドーナの武智は「銀シャリは奨励賞を獲ってから押せ押せの絶好調で、M-1も優勝した。弾みになる賞だと思うので、今年はぜひとも獲りたいですね」と意気込みを。これを受け、相方の田中一彦も「結局ね、獲るぞ!という熱い気持ちが大事なんですよ!」と熱弁を振るうも、「絶対に花粉症…あ、奨励賞を獲ります」と、"ショウ"をかけたボケで脱力させ、武智の失笑を買っていた。

アキナは、ボケの山名文和がマイクを持つなり、「『歩のない将棋は負け戦』。そんな言葉を前置きさせてください」と重々しい口調でコメント。戦いを将棋にたとえた名スピーチを繰り出すかと思いきや、「2人で一所懸命に協力して、ぜひ奨励賞を獲りたい」と続け、「将棋にうまく絡められなかったので、さっきの言葉は忘れてください」とあっさり詫びて笑わせた。

また和牛は、ボケの水田信二が5組の中で唯一の20代コンビ・吉田たちにライバル意識をむき出しに。「30代のオッサンには負けない」と挑発され、「20代が獲ったら、賞がちょっとナメられるし…」と反撃するなど、大人げない舌戦で会場を沸かせていた。

「新人賞」には、ミキ、ネイビーズアフロ、尼神インター、アルミカン、霜降り明星、トット、見取り図がノミネート。尼神インターとアルミカンは昨年もともに「新人賞」候補で、熾烈な"女のバトル"が注目された2組とあり、尼神インター・渚は「今年こそ決着をつけたい!」と闘志も露わ。アルミカンの赤阪侑子と「ブス!」「クソブス!」と罵り合う泥仕合を見かねた相方の誠子が「待って!みんなブスやから!」と思わず仲裁に入り、笑いを誘っていた。

「新人賞」にノミネートされた(前列左から)ネイビーズアフロ、トット、見取り図 / (後列左から)ミキ、霜降り明星、尼神インター、アルミカン