2017年4月より放送開始となるTVアニメ『sin 七つの大罪』だが、その放送に先駆けて、傲慢の魔王・ルシファー役を演じる喜多村英梨から寄せられたメッセージを紹介しよう。
『sin 七つの大罪』キャストインタビュー
傲慢の魔王・ルシファー役 喜多村英梨
――ルシファーの第一印象を教えてください
「魔王」という言葉の響き自体が禍々しくて強くて、ミステリアスな力があると思うんですよ。その中でルシファーは傲慢という欲深さをポジションとして持っていたり、堕天使の要素もあって、プロフィール上の印象では「とても恐ろしい」わけです。ところがキャラクターのビジュアルを見ると、天使の印象がかなり残っているんですね。
堕天使だけに、天使というのもアイデンティティーなのかなと思いつつ、魔王の中では一番「綺麗」な印象を受けました。凛として強い女性という内面も伺えるんですけど、何よりも「美」を象徴しているデザインだなと思うんです。バランスもいいですしね。
おっぱいのステータスはもっと強い人がたくさんいますけど(笑)、私の中では黄金比だなと思うんですよ。綺麗なところとかっこいいところ、それに少しキュートなところ。肩のパフスリーブのデザインなんかは姫っぽくて、そういうクラシカルさにダークさも融合されていて、バランス的に一番好きなんです。
最初にこのお話をいただいた時に、原作サイトで邪神像を見て、一番惹かれたのはルシファーでした。作品の中身を知っていくと、アスタロトもかわいいなとか、報われないベリアル様も好きだなとか色々出てくるんですけど、作品を知った時の印象としてはルシファーが一番タイプでしたね。
元々私、Niθさんのキャラデザがすごい好きなんですけど、サイトにピンク髪バージョンのルシファーの描きおろしイラストがあったんですよ。それもかわいいなと思っていて、アニメでもいつかそうなるのかなと期待してたりします。
アニメでは終始、傲慢な無敵さで描いていただいたので、私としては憧れの女性になりました。「お姉様」って好かれたり、誰かを率いていくところには、ルシファーの名に相応しいような気高さ、強さを感じましたね。原作だと、もう少しポンコツな面もあるんですけど、アニメはレヴィアタンがポンコツを一身に担っていたりするので、ルシファーのポンコツ面も、もう少し演じてみたいという希望はありますね。
7話に「座薬プレイ」があるんですけど、そこだけは"ポンコツかわいい"るしーが一瞬だけ出てきたので、もっと観てみたかったなとは思います。
――アニメ放送に先行して、ネットでは「『七つの大罪』罪の告白 電脳グリモワール!」を配信中です。原作サイトの「罪の告白」のノリそのままの、魔王たちのやりとりを面白おかしく描いた作品ですが、こちらはいかがでしたか?
オーディションを受けさせていただいた時は、ルシファーがサタンと戦っているという、わりと真面目な戦闘シーンのセリフだったんです。その状態から、アニメより先に「電脳グリモワール」の収録をしたので、「キャラデザからは印象が違う、残念キャラだな。オーディションの時のあれはなんだったんだろう?」くらいに感じました(笑)。どちらも本当のるしーなんでしょうけど、違うキャラかと思うくらいなので、私もるしーのキャラの引き出しをがっつり変える感じのお芝居にしました。
デレ度が少ない、かっこいいルシファーが観られるのがアニメで、原作で慣れ親しんだるしーを求めるなら「電脳グリモワール」なのかなと思いますね。
――地上界の愚民共に、最優先での番組視聴をお命じください
「この愚民共が! お前らのために、このあたしが一肌も二肌も脱いでやってるんだから、絶対観なさいよ!」
ルシファーだと、こんな感じですよね?(笑)
――実際、一肌も二肌も脱いでますからね(笑)
なんだかんだで色々脱いで、戦ったりやられたり、座薬入れられたりとかしてますから(笑)。よろしくお願いします!
■【第一の罪 傲慢】ルシファー cv. 喜多村英梨
「傲慢」の罪を司る魔王。神に逆らったために『傲慢』の罪で天界を追放されてしまった堕天使。やたらと上から目線で人を人とも思わぬ態度をとる。が、実は曲がったことが大嫌いな熱血漢。生真面目で一生懸命な面もある。黙っていれば可愛い世間知らずの金髪お嬢様タイプ。
TVアニメ『sin 七つの大罪』は、2017年4月よりTOKYO MX、BS11、AT-Xにて放送開始予定。各詳細はアニメ公式サイトにて。
(C)2017ホビージャパン・Niθ/「sin 七つの大罪」パートナーズ