JR東海は2日、高山本線の新たな観光列車として、急行「ぬくもり飛騨路号」を5月に運転すると発表した。好評を博している飯田線の急行「飯田線秘境駅号」も4月に運転される。

5月に運転される急行「ぬくもり飛騨路号」はL特急「(ワイドビュー)ひだ」の車両を使用する

高山本線に登場する急行「ぬくもり飛騨路号」は、L特急「(ワイドビュー)ひだ」用の車両(キハ85系4両編成)を使用し、名古屋~飛騨古川間で運転。飛水峡や中山七里などの景勝地で徐行運転を行う。下呂駅では特産品の販売があり、車内では沿線自治体の人々と乗務員によるおもてなしが用意される。5月13~28日の土日(計6日間)に上下各1本運行され、下りの運転時刻は名古屋駅9時5分発・飛騨古川駅12時33分着、上りの運転時刻は飛騨古川駅13時37分発・名古屋駅17時32分着となる。

急行「飯田線秘境駅号」は、秘境駅ランキング全国3位の小和田駅をはじめとする飯田線の秘境駅6駅を一度に訪れることができる人気の観光列車。373系3両編成を使用し、4月6~9日・4月13~16日の計8日間、豊橋~飯田間で1日上下各1本が運行される。

下りの運転時刻は豊橋駅9時50分発・飯田駅15時30分着、上りの運転時刻は飯田駅13時8分発・豊橋駅17時54分着。新城駅・平岡駅では、列車到着時に地元の特産品販売などが行われる(新城駅は下りのみ)。「ぬくもり飛騨路号」「飯田線秘境駅号」ともに全車指定席で、急行券・指定席券は乗車1カ月前の10時から全国のJRのおもな駅で販売される。