子どもが3歳頃までは、節分の豆に注意を - 消費者庁が呼びかけ

消費者庁は節分に合わせて、豆・ナッツ類による子どもの事故情報を提供。「3歳頃までは、乾いた豆・ナッツ類は食べさせないようにしましょう」と注意を呼びかけている。

消費者庁によれば、子どもの喉は未発達で、気管に物が入りやすく、豆・ナッツ類が気管をふさいで、窒息するおそれがあるとのこと。

「節分の残りの豆を食べた後から息がぜいぜいし、夜も眠れなかったため、病院で全身麻酔下にて気道から異物除去を行った。大豆の破片が摘出され、5日間入院した」(1歳)、「家族と一緒にピーナッツを食べていたところ、喉に詰まって顔色が悪くなった。親があわてて背中をたたいたり、指を口に入れたりしてピーナッツを丸ごと1個吐き出したが、咳き込んで息がぜいぜいするため、救急要請した」(1歳)などのケースが報告されている。

豆・ナッツ類は窒息の危険があるだけでなく、小さな破片でも気道に入ったまま放置していると、気管支炎や肺炎を起こすこともあるとのこと。消費者庁は「節分で豆まきをすることがあると思いますが、親の目の届かないところで、子どもが豆に近づかないように注意し、後片付けも徹底しましょう」と呼びかけている。

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