坂口健太郎、植物青年から"金髪"への変貌に『とと姉』スタッフがツッコミ

俳優の坂口健太郎が、「2017年第41回エランドール賞」の新人賞に決まり、2日、都内ホテルで行われた授賞式に登場。朝ドラ『とと姉ちゃん』の制作統括と脚本家から、相次いで現在の金髪姿をツッコまれた。

この賞は、日本映画テレビプロデューサー協会が1年を通して優秀な活躍をした俳優や映画・ドラマなどを表彰するもので、坂口は『コウノドリ』『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』『とと姉ちゃん』といったドラマや、『残穢 -住んではいけない部屋』『64-ロクヨン-前編/後編』などの映画への出演を受けて受賞。

登壇すると、「僕がこの賞をいただけたのは、素晴らしい作品に恵まれて、素晴らしい方々と現場でお会いしたことに尽きると思います」と感謝の言葉を述べた上で、映画やドラマ業界を「引っ張っていく存在になれれば」と意気込みを示した。

そんな坂口に、お祝いのゲストとして、『とと姉ちゃん』制作統括のNHK落合将チーフ・プロデューサーが登場。最初こそ「坂口くん」と呼びかけたが、直後に「坂口」と、いつもの呼び捨てに変え、日本テレビ系ドラマ『東京タラレバ娘』での役づくりによる金髪姿を見て「だいぶ風貌変わったよね(笑)」とツッコんだ。坂口は『とと姉ちゃん』で、理系の"植物青年"役を演じ、黒髪だった。

また、当初は脚本の西田征史氏も駆けつける予定だったが、映画撮影中のため、落合氏が手紙を代読。「坂口くんが演じてくれたおかげで生まれた星野のセリフがたくさんありました。あなたの芝居に触発されて、星野の言葉や行動が変化していきました。本当にありがとう」と感謝の言葉を伝えつつ、「また、(『とと姉ちゃん』での)七三分けの丸メガネ姿を見てみたいです。でも、金髪もとても似合いますね」と、やはりこちらも現在の風貌に触れたかったようだ。

授賞式後に取材に応じた坂口は、『とと姉ちゃん』で幅広い年齢層に知られるようになったことを実感したそう。最初は映画に出ていたが、そこからテレビに進出したことで、「ドラマの反響はすごいなと思いましたね。(年齢が)上の方も、お子さんからも声をかけていただくことが増えました」と、拡散力の大きさに驚いていた。

「2017年第41回エランドール賞」受賞者

●新人賞：坂口健太郎、高畑充希、ディーン・フジオカ、波瑠、星野源、広瀬すず

●特別賞：『逃げるは恥だが役に立つ』制作チーム(TBS)

●映画 プロデューサー賞：『シン・ゴジラ』山内章弘氏(東宝)
●映画 プロデューサー奨励賞：『君の名は。』川口典孝氏(コミックス・ウェーブ・フィルム)
●テレビ プロデューサー賞：『真田丸』屋敷陽太郎氏(NHK)、吉川邦夫氏(同)
●テレビ プロデューサー奨励賞：『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』小田玲奈氏(日本テレビ)

●アクターズセミナー受賞者：池田純矢、加茂井彩音、永瀬匡、野村麻純、永田隼人