西日本鉄道はこのほど、8月に実施する西鉄天神大牟田線のダイヤ改正から大橋駅を特急停車駅にすると発表した。あわせて大橋駅の商業施設「大橋西鉄名店街」のリニューアルと屋内バス待合所を新たに設置する計画も発表した。

大橋駅施設外観イメージ

商業施設「大橋西鉄名店街」リニューアル後のフロアイメージ

ダイヤ改正後は大橋駅にすべての特急列車(平日1日あたり約60本)が停車し、特急・急行が約10分間隔で停車するようになる。大橋駅での特急乗換えも可能となり、西鉄二日市駅以南の特急停車駅と大橋・高宮・平尾駅間の所要時間が最大12分短縮されることに。大橋駅はバスの乗継ぎ拠点ともなっていることから、バスと鉄道の乗継ぎ利便性が向上する。ダイヤ改正の詳細は決まり次第、発表される。

「大橋西鉄名店街」のリニューアル工事は今年7月に着手する予定。フロア全体を木目調にリニューアルし、点在している休憩スペースを地下1階に集約するほか、エレベーターやトイレの改修、店舗の再構成などを行う。店舗は半数以上を新規店舗に入れ替え、生活雑貨や食物販テナントの新規導入、書店・ベーカリー・カフェなど幅広い年齢層が利用する店舗の拡充などを図る。グランドオープンは2019年春の予定だが、フロアを区切って工事を進めるため、工事期間中も営業は継続する。

屋内バス待合所は駅東側バスロータリーに新たに設置。20名ほどが座れるベンチや、バスナビ、ニモカチャージ機などを備える。2018年度中の供用開始をめざす。