着物姿の女性、かるたで元気よく遊ぶ子どもなど、晴れやかな雰囲気のお正月。日常とは少しちがう「ハレ」の日に味わうおせち料理は、風水でも特別な意味をもちます。今回は、お正月に味わいたいラッキーフードや、家事をお休みすることで運が開ける過ごし方をご紹介します。

お正月、どう過ごせばいい?

おせち料理で運気アップ

おせち料理は、もともと自然の恵みに感謝して、神様へお供えしていた「節供(せっく)」に由来しています。漢字では「御節料理」と書き、節目ごとに「節会(せちえ)」として作られていましたが、現在では五節句(1月1日・元旦、3月3日・ひな祭り、5月5日・端午の節句、7月7日・七夕、9月9日・重陽)の始めとなるお正月のお料理として伝わっています。

さて、そんな彩りも華やかなおせち料理には、古来より伝わるラッキーフードがたくさん使われています。

おせちにはラッキーフードがいっぱい

豊かな金運を呼ぶだて巻きやくりきんとん、生きるパワーを与え健康運をアップさせる黒豆、災いから身を守り厄よけとなる田作り、子孫繁栄の子宝運を運んでくる数の子、多くの喜びがもたらされる昆布巻き、長いひげと曲がった背から長寿の象徴とされるエビなど、縁起の良い料理が勢ぞろい。

"めでたさを重ねる"という意味を込めて、これらの料理は重箱に詰められています。取り込みたい運を意識しながらいただくのもいいですね。

2017年ラッキーフードは?

2017年は、水の気が強くなる年です。ラッキーフードは、強い水の気を持つ黒豆です。黒い豆は邪気を払い、災いから身を守ってくれます。また「マメに働く」ともいわれ、昔から好まれています。

お雑煮やお屠蘇(おとそ)も、おせち料理と一緒にぜひいただきましょう。水の柔らかで穏やかなエネルギーが、豊かな愛情と財運を引き寄せます。

水の気が強くなる2017年、特に黒豆やお雑煮、お屠蘇をいただくといいでしょう

特にお雑煮は、水の気と相性がいい丸餅を入れれば、縁を結んでくれるためオススメです。恋愛や結婚、夫婦や家族の絆をより確かなものに深めていきます。また、お屠蘇を飲むときは器にも気を配ってみましょう。2017年は特にガラス製の器やお花柄の器と特に相性がよく、邪気を払い悪縁が断ち切られ、いいご縁が運ばれます。

お正月にバタバタすると幸せが逃げる!?

お正月は、神様をお迎えしている時間でもあります。お正月に掃除をすることで神様が埃(ほこり)をかぶり、逃げていってしまうことがないよう、年末に大掃除を済ませておきましょう。

また、水と火の神様にもゆっくり休んでいただけるよう、おせち料理を作っておくのです。お正月の間の煮炊きはできるだけ控え、お雑煮を作る程度にとどめることで荒ぶる水と火の神を鎮めることができ、幸運を授かることができるとされます。

お正月の間は煮炊きを控えましょう

いかがでしょうか。お正月は家族そろってゆったりとした時間を過ごすことで、神様もほほ笑み幸運が舞い込みます。「一年の計は元旦にあり」です。

※画像はイメージ

著者プロフィール: 月香(つきか)

ハート占い1to1ハートスクール1to1主宰。
幼い頃よりさまざま体験を通じて、目には見えない何か不思議な力が存在していることに気づく。
スピリチュアルカウンセラーとして、風水や四柱推命、霊視をしながら、たくさんの方々を鑑定。人は誰でも最良の選択をすることで、幸せを引きよせることができると実感する。
スクールでは、占い師、セラピスト、スピリチュアルカウンセラー、ヒーラーを養成。
モータースポーツにも従事。レーシングチーム、Team Sky Lightに所属。