俳優・池松壮亮が27日、主演を務めるテレビ東京系土曜ドラマ24『銀と金』(2017年1月7日スタート 毎週土曜24:20~)のクランクアップを報告した。

池松壮亮

同作は『カイジ』『アカギ』などのギャンブル漫画でカリスマ的人気を誇る漫画家・福本伸行の同名コミックを実写化。福本ファンの間では最高傑作と謳われており、一文無しの主人公・森田鉄雄(池松)が大物フィクサー・平井銀二(リリー・フランキー)に出会い、「銀を超える金と呼ばれる人間になりたい」と裏社会に足を踏み入れていく。

池松は「今作では心の収穫というか、いろいろなものをいろんな人たちにもらって、とても濃厚な1ヶ月半でした」と撮影期間を振り返った。「最初はこれを映像化できるのかと思っていましたが、なんとか撮り終えることができた」と感慨深げに語り、「あとは楽しみにするしかないです」と自身の気持ちを表した。

また、リリーも「本当にオンエアーを楽しみにしています」と、作品視聴に積極的な様子。撮影時は朝5時起きと健康的な生活だったが、「ちょっと珍しかったものですからすっかり体調悪くなりました」とぼやく。

賭け事がテーマとなる今作に、リリーは「麻雀だったり、ポーカーだったり、そのもののルールがわからなくても、なにか根本的な人間のお金に対する感情とか、人に対する感情とかっていうものは、そういうもの(ルール)を度外視にしても伝わるものになっている」と自信を見せ、「ひとりの森田っていう男の成長物語としてもすごく楽しめる作品になっていると思います」とアピールした。

安田役のマキタスポーツは「従来のファンの方々の持っているイメージとかもある」と最初の懸念点を振り返りながらも「それぞれ役者の人たちも自分なりに一生懸命努力した結果が出ていると思います」と太鼓判。巽役の臼田あさ美は「他じゃ味わえない時間だったな、と強く感じます。なのでその寂しさはあります」とレギュラー陣との別れへの切なさを見せた。船田役の村上も「またもうひと踏ん張り、もう二踏ん張りしてみようと思える、思わせてくれるキャストに出会うことができたなと思っています」とレギュラー陣とカンパニーを絶賛し、撮影現場の雰囲気の良さを見せた。

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