JR東日本は8日、東京駅丸の内駅前広場整備の完成予定時期について、当初の2017年春から2017年冬に変更すると発表した。これまで「都市の広場(仮称)」としていた広場中央部の歩行者空間は、正式名称を「丸の内中央広場」とし、全体の完成に先行して2017年5月末から供用開始する。

丸の内駅前広場整備完成イメージ(JR東日本提供)

広場整備の概要図(JR東日本提供)

丸の内駅前広場整備は、重要文化財である丸の内駅舎とともに同地区を象徴する空間を創出するため、JR東日本が2014年8月から取り組んでいる事業。地中埋設物の処理にともなう工法変更などにより、当初予定よりも工期が延びることとなった。

完成すれば、丸の内駅舎正面に約6,500平方メートルの歩行者空間「丸の内中央広場」が出現。その南北には各6,000平方メートル規模の交通広場を整備し、路線バスやタクシーなどの交通結節機能を集約する。