東京メトロは24日、上野駅における旅客案内強化の取組みとして、上野駅に旅客案内所を開設するとともに、多言語での案内が可能な「Pepper」を試験的に設置すると発表した。どちらも12月1日から稼働する。

「Pepper」は東京メトロ銀座線上野駅の上野公園方面改札口付近に設置される

「Pepper」は上野公園方面改札口付近に設置され、浅草や成田空港などへの行き方や駅周辺の観光スポット、企画乗車券・無料Wi-fiなどのサービスについて案内する。日本語の他に英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語・スペイン語・フランス語の6言語に対応する。親しみやすさを演出するため、上野動物園にちなんでパンダ姿で案内するという。

設置期間は2016年12月1日から2017年3月31日まで(稼働時間は10~17時)。試験設置期間終了後の運用については、利用者の反応や利用実績を検証して検討するとのこと。

言語選択画面

浅草駅への行先案内画面(英語)

上野駅旅客案内所イメージ

東京メトロは現在、銀座駅・新宿駅・表参道駅・渋谷駅に旅客案内所を開設しており、上野駅で5駅目。これまでに設置された旅客案内所と同様、上野駅の旅客案内所でも英語・中国語で案内できるスタッフを配置するほか、催事も含めた駅周辺の観光情報の提供に努める。乗換えや乗車券購入方法など、東京メトロと他の交通機関の利用方法の案内、空港へのアクセス案内なども行う。旅客案内所はJR上野駅方面改札口正面に設置され、営業時間は9時15分から17時15分まで(年中無休)となる。