声優・堀江由衣が原案を務めるキャラクター「ミス・モノクローム」。これまでに10枚のシングルと1枚のアルバムをリリースし、2016年9月7日にはミュージックビデオをまとめた「ミス・モノクローム MUSIC CLIPS」が発売されたが、その発売を記念した単独ライブが2016年11月6日に開催された。

オープニング・アクトは、"抽選会"の名コンビ、着ぐるみミス・モノクローム&DJ Zに、キャラメルダンサーズを加えたメンバーによる「ミス・モノクローム体操」。これから始まる、激しく盛り上がるライブの準備体操を行うという、ファンにとっても良いウォーミングアップになっただろう。

そしてDJ Zが"単3電池"をセットして、ついにお待ちかね、主役のミス・モノクロームが登場。開演を告げたのは、TVアニメ『ミス・モノクローム-The Animation-』の主題歌で、代表曲の「ポーカーフェイス」だ。出だしからのこのキラーチューンに会場のボルテージは一気にMAXへ。続く「キミとボク」は、サビの振り付けが印象的で、曲前の"振り付け講座"が功を奏し、会場が一体となって踊り、最高の盛り上がりを見せた。その熱が冷めやらぬうちにお次はコール&レスポンス曲で、原案の堀江由衣の楽曲をカバーした「YAHHO!!」。会場には「M・O・N・O モノクローム!」というお約束の掛け声が響き渡る

休む間も無く次はジャンプ曲の「ONE WEEK」で、会場の熱気はもはやサウナ状態。このファンの反応を受けて、ミス・モノクロームが「ちょっと痩せたって人いるーー? 『ミス・モノクロームエクササイズ』みたいなDVDを作れば、売れそうな気がする」とMCで笑いを誘う。まだこの「エクササイズ」の終わりは遠く、「?」「バニラソルト」「Coloring」「try again」と人気曲を4曲続けて披露した。続く「White Xmas」で一足早くクリスマスを祝い、クラップ曲「Candy Parade」と披露し、ミス・モノクロームがライブで初めて歌った思い出の曲「モノクローム」の曲名が告げられた時は、観客からは待ってましたとばかりの歓声が。

その後も「私だけの物語」「Step by Step!」「Never Ending Story」と、怒涛の"エクササイズ"責め。そしてあっという間の本編最後には、TVアニメ『ミス・モノクローム -The Animation- 2』の主題歌でもある「Black or White?」を披露し、大盛り上がりで本編を締めくくった。

そして、会場の「M・O・N・O モノクローム!」というアンコールに応え、ミス・モノクロームが再登場。このライブの模様が、協賛しているU-NEXTで独占配信されることが本人のMCで告げられ、アンコールで何の曲が聴きたいかをファンに聞いたところ、思い思いの曲名が飛び交う中、1曲目に披露した代表曲「ポーカーフェイス」を再度披露することに。そして多幸感に包まれる中、自身2度目となる単独ライブは幕を閉じた。

バーチャルアイドルが数多く登場する中、一際異彩を放っているミス・モノクローム。今後もさらなる動きがあるようなので、公式サイトなどをしっかりチェックしておきたい。