女優の長澤まさみが、嵐・櫻井翔主演のフジテレビ系スペシャルドラマ『君に捧げるエンブレム』(来年正月放送)でヒロイン役を務めることが12日、明らかになった。2人は初共演となる。

『君に捧げるエンブレム』に出演する長澤まさみ

このドラマは、櫻井演じる天才サッカー選手・鷹匠和也が交通事故にあい、一生を車椅子で過ごすことになったことから、車椅子バスケに出会い、新たな挑戦に打ち込むことになるストーリー。長澤が演じるのは、和也の婚約相手役・仲川未希だ。

未希は、努力家である和也の良き理解者であり、気の強い姉さん女房的性格で、ときには和也に有無を言わせない決断力を見せるキャラクター。長澤は「複雑な思いとか、心情を表現するのが難しそうだなと思いました」というが、台本を読むうちに「太陽みたいな人を支えていく女性、力強く生きている女性を演じられる事が楽しみですし、うれしかったです」と話す。

初共演の櫻井については「とても柔らかくて寛容な方だと思います。ぶつかっていったら受け止めてくれる、人に威圧感を全く与えない方で、初日からリラックスして臨めました」と印象を語る。ちょうど、互いに感情が爆発するシーンを撮影したばかりだったが、「お芝居的に引っ張っていってくださり、その反面、こちらの感情にもこたえてくれて、両方のお芝居のアプローチを持っている方だなと思いました」と、手応えを感じたようだ。

フジテレビの増本淳プロデューサーは、長澤の起用について「凛とした強さとチャーミングな笑顔、それに確かな演技力で演じ切っていただけると思いオファーしました」と理由を説明。実際に撮影に入り、「予想を軽く上回るお芝居で思わず、こちらまで目頭が熱くなる瞬間が何度かありました」と、抱いていたイメージを確信している。