女優の菅野美穂と松嶋菜々子が11日、都内で行われた10月14日スタートのTBS系ドラマ『砂の塔~知りすぎた隣人』(毎週金曜22:00~)の舞台挨拶に登壇し、16年ぶりの共演について思いを語った。

16年ぶりに共演する菅野美穂(左)と松嶋菜々子

同ドラマは、プライド、虚栄心、嫉妬が交錯するきらびやかなタワーマンションで繰り広げられる女たちの闇を描く完全オリジナルのサスペンス。4年ぶりのドラマ主演となる菅野は、会社員の夫、高校生の長男、幼稚園児の長女のために一生懸命な主人公の専業主婦・高野亜紀役を、松嶋は亜紀を陥れる最凶の隣人・佐々木弓子役を演じる。2人の共演は、2000年に放送されたドラマ『百年の物語』(同局)以来、16年ぶり。

菅野は「菜々子さんとまた共演させていただけるっていう光栄に、事務所さんご本人ありがとうございます!」と大きな声で感謝。松嶋が「あのときは、三つ編みでセーラー服で…」と16年前を振り返ると、菅野は「ワンシーンだけだったんですけど、たたずまいから身のこなしが優雅で全然違うなと思っていました」と当時の印象を語った。

松嶋も「共演させていただけてとてもうれしい」と喜び、「役柄的にも策士なので、スタジオでお話しするという感じではないんですけど、この間も菅野さん主催でお食事会を開いていただいたりコミュニケーションはバッチリとれています」とアピール。「これからもっとお話ししていけたらと思います」と語った。

すると菅野は「うれしいです。ありがとうございます」と感激し、「ないわけですよ、こういう機会は。本当にありがとうございますと。話がおかしいなとは思ってるんです。わかっているんですけど、でも今回共演させていただけるっていう広いお心で、懐をお借りして、胸に顔をうずめたいくらいなんです」と思いが爆発。会場から笑いが起こり、亜紀の夫・健一役を演じるココリコの田中直樹も「何をおっしゃっているんですか」と突っ込むと、菅野は「言っただけです、大丈夫です」と返した。

「胸に顔をうずめたいくらい」という菅野の発言に対し、松嶋は両腕を広げて迎え入れようとするポーズを見せると、菅野は「キャー!!」とさらに興奮。「唯一無二の女優さんなんでありがたい」と話すと、松嶋も「こちらこそ」と返していた。

舞台挨拶には、菅野、松嶋、田中のほか、岩田剛典、横山めぐみ、堀内敬子、ホラン千秋も出席した。

松嶋への思いを爆発させる菅野美穂

左からホラン千秋、横山めぐみ、岩田剛典、菅野美穂、松嶋菜々子、田中直樹、堀内敬子