「2.6kg~2.8kg」のグループはこれ

最後に「2.6kg~2.8kg」のグループになります。調べてみて改めて思ったのは、この辺りの容量のスーツケースは、JALやANAなどの「3辺の合計が115cm以内」、かつ、「55×40×25cm以内」を念頭に作られているということ。

そのなかで、「HaNT マイン 05745」や「エンドー鞄 FREQUENTER WAVE」は、「54×38×23cm」を採用しているLCC(スクート、tigerair台湾)に機内持ち込みができる貴重なハードケースといえるでしょう。

軽量ハードキャリー比較(2.6kg~2.8kg)

まとめ

というわけで残念ながら、今回の「33L以上」という調査基準では、全てのLCC航空会社の機内持ち込みを網羅する、超軽量ハードキャリーは見つけられませんでした。でも、自分が手荷物のみで使う可能性があるLCCをある程度絞り込めれば、使い勝手のいい軽量ハードキャリーは見つけることができます。

また、LCCの就航が増え、利用者も日に日に増えている昨今、LCCの旅客を念頭に置いた、LCC手荷物対応を謳った「54×36×20cm以内」の超軽量、かつそこそこ荷物容量のあるスーツケースの発売を検討している会社があるかもしれません。この記事が掲載になった時に、発売されていてもおかしくないですね。 ※商品などの情報は全て2016年8月1日時点のもの(回遊舎調べ)。

株式会社回遊舎


"金融"を専門とする編集・制作プロダクション。お金に関する記事を企画・取材から執筆、制作まで一手に引き受ける。マネー誌以外にも、育児雑誌や女性誌健康関連記事などのライフスタイル分野も幅広く手掛ける。近著に「貯められない人のための手取り『10分の1』貯金術」「J-REIT金メダル投資術」(株式会社秀和システム 著者酒井富士子)、「NISA120%活用術」(日本経済出版社)、「めちゃくちゃ売れてるマネー誌ZAiが作った世界で一番わかりやすいニッポンの論点10」(株式会社ダイヤモンド社)、「子育てで破産しないためのお金の本」(株式会社廣済堂出版)など。