楽天トラベルは9月8日、2016年秋の訪日旅行(インバウンド)ランキングを発表した。同ランキングは、2016年9月15日~10月9日の外国語サイト経由の予約人泊数をもとにしたもの。 調査日は2016年8月16日。

福岡県は前年から3倍以上の増加

同社における秋の訪日旅行は前年同期比49.1%増と伸張している。行き先別の伸び率ランキングをみると、1位は福岡県で同219.7%増と3.2倍増、2位は沖縄県で同102.2%増、3位は岐阜県で同99.5%増、4位は和歌山県で同76.4%増、5位は広島県で同72.4%増となった。

行き先別 伸び率ランキングトップ10

順位 行き先 伸び率(前年同期比)
1 福岡県 219.7%増
2 沖縄県 102.2%増
3 岐阜県 99.5%増
4 和歌山県 76.4%増
5 広島県 72.4%増
6 香川県 69.1%増
7 愛知県 67.5%増
8 大分県 66.3%増
9 神奈川県 66.2%増
10 北海道 64.2%増

1位の福岡県は、夏から好調が続いており、特に福岡市(博多・祇園・海の中道)・太宰府・二日市エリアは同255.5%増と急増。2位の沖縄県は、宮古島・伊良部島エリアが最も伸びて同225%増。3位の岐阜県は、夏にも伸びた高山・飛騨エリアが同74.1%増と好調を維持している。

夏のランキングではトップ10圏外だった広島県、愛知県、大分県が大幅に伸び、それぞれ5位、7位、8位にランクイン。5位の広島県は、原爆ドームと嚴島神社が2016年12月に世界遺産登録20周年を迎えるのに伴い、国内外の観光客誘致に積極的に取り組み始めた成果が出たとみている。

予約人泊数ランキングは、1位が東京都、2位が大阪府、3位が北海道、4位が沖縄県、5位が京都府の順となった。