JR東日本仙台支社は22日、キハ40・48形のお座敷車両「ふるさと」ラストランの旅行商品を発売すると発表した。同列車のラストランとして、8月27日に仙台~鳴子温泉間、8月28日に郡山~仙台間の団体臨時列車が運転される。

JR東日本のお座敷車両「ふるさと」。平泉の世界文化遺産登録に合わせて運転された「平泉文化遺産号」にも使用された(2011年7月撮影)

キハ40・48形を改造したお座敷車両「ふるさと」は3両編成の和式気動車で、車両ごとに車体色や内装が異なる。仙台支社管内を中心に、団体列車としてさまざまな路線で運行されたが、今年8月をもって引退することになった。

8月27日に運行される「ふるさと」の団体臨時列車は、往路が仙台駅10時22分発・鳴子温泉駅12時28分着、復路が鳴子温泉駅14時45分発・仙台駅16時36分着となる予定。旅行商品として、お座敷列車「ふるさとラストラン」コースが発売され、往路の団体臨時列車に乗車するAコース、復路の団体臨時列車に乗車するBコースが設定される。両コースともに旅行代金は大人1名あたり6,500円。参加者には記念乗車証明書やキハ40・48形の歴代車両などを掲載したペーパープレートが贈られる。

8月28日の「ふるさと」の団体臨時列車は郡山駅11時30分発・仙台駅13時51分着で運行される予定。旅行商品として、お座敷列車「ふるさとラストラン」食べっしゃコースが発売され、郡山~仙台間の各駅でお楽しみメニューが用意される。旅行代金は大人1名あたり1万2,000円。参加者に記念乗車証明書やペーパープレートなどが贈られる。

「ふるさと」ラストランの旅行商品は各コースとも7月25日11時から受付開始。申込みはJR東日本仙台支社「おすすめの旅」の専用フォームや「びゅう予約センター」、宮城県・福島県・山形県のおもな駅の「びゅうプラザ」にて受け付ける。募集人員は各コース80名ずつ。定員になり次第、受付終了となる。