「もりもと 新千歳空港店」 - 北海道の果実ハスカップに注目

北海道らしい食材をふんだんに使ったみやげにも注目したい。まずは、千歳発祥の「もりもと」で長年愛されるロングセラー商品「ハスカップジュエリー」を紹介しよう。

1978年発売のこのスイーツは、北海道特産の果実・ハスカップをジャムに仕立て、バタークリームと共に薄焼きのクッキーでサンドし、さらにクーベルチュール・チョコレートで縁取った焼菓子だ。甘酸っぱい自家製ジャムと、まろやかなバタークリームが調和した繊細な味わいが高く評価され、1984年には第20回全国菓子大博覧会で内閣総理大臣賞を受賞した。

「もりもと 新千歳空港店」では、ミルキーなホワイトチョコレートを使用したタイプとレギュラーのセット「ハスカップジュエリー ホワイトMIX」(6個入り・960円)を販売している。それぞれの味の違いをじっくり確かめられて、おいしさも倍増のオススメ品だ。

「ハスカップジュエリー ホワイトMIX」(6個入り・960円)。レギュラーとホワイト各3個をセット

「北海道牛乳カステラ」 - 搾り立て牛乳の風味がgood

牛乳、小麦、卵と、北海道産素材のぜいたくな共演を楽しめるのが「北海道牛乳カステラ」のカステラ。東京・自由が丘の「モンサンクレール」など、さまざまなブランドを展開する辻口博啓パティシェが、北海道生まれの川村洋次郎シェフと共に育てる北海道限定ブランドだ。

同ブランドのオリジナルカステラは、釧路市阿寒町の「ワンツー牧場」でのびのびと暮らす牛たちの新鮮な低温殺菌牛乳と、北海道産の小麦やビート糖、選びぬかれた良質な卵で製造されている。

ふっくらと焼き上げた生地は、しっとりした食感で口溶けがいい。電子レンジでラップをかけずに10秒ほど温めると、牛乳の風味が増してさらに美味に。店内のイートインコーナーで、作り立てを生クリームや牛乳と共に味わうのもおすすめの味わい方だ。価格はハーフ(3切)で650円、1本(6切)で1,300円。

「北海道牛乳カステラ」は、ハーフ(3切)で650円、1本で(6切)1,300円。賞味期間は10日間

「シャンティ モンシェール」 - 堂島ロールファン必見の限定品

最後に紹介するのは、北海道産クリームのおいしさを全国に広めた「堂島ロール」でおなじみ、「モンシェール」の新千歳空港限定ロールケーキだ。

「堂島ロール」の口溶けが良くあっさりした上品なクリームは、北海道の牧場から集めた生乳を独自にブレンドした特注品。そのため、北海道の食材とは相性抜群なのだ。

新千歳空港限定品としては、トウモロコシの自然な甘味とシャキシャキとした歯触りが楽しめる「北海道コーンロール」(1,100円)、黒豆・大納言小豆・金時豆・とら豆を組み合わせた「北海道お豆ごろごろロール」(1,200円)、ゴーダチーズとクリームチーズの風味が効いた「北海道チーズロール」(1,100円)の3種類がそろっている。

左から「北海道チーズロール」「北海道コーンロール」(各1,100円)、「北海道お豆ごろごろロール」(1,200円)

●information
「もりもと 新千歳空港店」営業時間: 8:00~20:00
「北海道牛乳カステラ」営業時間: 物販9:00~20:00、カフェ10:00~19:30(LO19:00)
「シャンティ モンシェール」営業時間: 8:00~20:00
※「もりもと」「シャンティ モンシェール」は新千歳空港国内線ターミナル
ビル2F、「北海道牛乳カステラ」は連絡施設3F

旅行の帰り際、「おみやげの数が足りない! 」と焦ることがあっても、新千歳空港でしか手に入らないおみやげがあることを覚えておけば大丈夫。北海道の豊かな恵みを大切な人にもおすそ分けしよう。

※辻口博啓パティシェの「辻」は一点しんにょう
※記事中の情報・価格は2016年6月取材時のもの。価格は全て税込