セブン銀行は6月20日、キャッシュカードを使わずスマートフォンを使ってATMで入出金取引できるサービスの導入決定を発表した。まずじぶん銀行に口座を持っている人に向け、2017年春から提供開始する。

「スマートフォン取引のイメージ」(出金取引の場合)

スマートフォンを活用したATM取引は、国内でも自社の顧客向けの導入事例があるが、さまざまなATM提携先の利用者が使えるサービスの導入はセブン銀行が日本初。

全国に2万2,000台以上ある全てのセブン銀行ATMで利用できる。ICカード利用時と同水準の高いセキュリティの取引が可能。iPhone・アンドロイド両OSに対応、ほぼ全てのスマートフォンに対応している。

導入後、じぶん銀行の利用者(5月末現在217万口座)は、サービス利用登録等の手続きや専用アプリの新たなダウンロードをしなくても、銀行取引アプリにより利用できる。

出金取引の流れは、アプリを立ち上げログイン、出金を選択し金額入力するとカメラが起動、ATMの取引開始ボタンを押し画面に表示されたQRコードを撮影、スマートフォンに表示された番号、暗証番号を入力し、紙幣を受け取る、というもの。

セブン銀行では今後、導入企業を拡大していく見込みという。