西武鉄道はこのほど、現在2区間で進めている新宿線の連続立体交差化事業について、新たに野方~井荻間と井荻~東伏見間の2区間で早期事業化をめざすと発表した。
新宿線の立体交差化事業は現在、中井~野方間と東村山駅付近の2区間で進行している。野方~井荻間と井荻~東伏見間は、今年3月に東京都が策定した社会資本総合整備計画において、新規に着工を準備する区間とされた。西武鉄道は今後、事業主体である東京都や地元自治体と協力しつつ、新宿線全体の安全性・利便性・快適性を高めるべく魅力ある沿線づくりに努めるとしている。
西武鉄道では、1971年に都市計画決定を受けて以来、工事を進めてきた池袋線の連続立体交差化事業が2015年1月に桜台駅付近~大泉学園間において完了。それにともない、高架下などを活用した自転車駐輪場や公共施設・商業施設、保育所などが整備され、沿線地域の生活利便性につながっているという。