スターバックス・コーポレーションとサントリー食品インターナショナルはこのほど、「スターバックス アイスモカ WITH ミント」(税別219円)を全国のコンビニエンスストアで発売した。あのスタバがチョコミント風のドリンク!? 気になるその味を実際に飲んで確かめてみた。
チョコレートの後味をすっきりさせて夏向けに!
同商品は、「スターバックス」店舗と同じ豆を使用したエスプレッソの味わいにミルクを合わせ、チョコレートとミントの香りで仕上げたチルド商品。早速飲んでみると、ややエスプレッソよりも上品なチョコレートの風味を強く感じ、甘さ控えめのココアのようにも感じられた。ミントの味わいは、後味にすっきりとした香りを残し、全体的に爽やかな印象に仕上げられている。
コンビニ限定のスターバックス商品って実際どんな立ち位置なの?
夏向けにさっぱりと「カフェモカ」を楽しむことができる同商品。しかし、この味は実際の「スターバックス」店舗で飲むことはできないという。現在販売されている、「スターバックス 抹茶ラテ」「スターバックス フレンチバニララテ」なども同様だ(店舗では「抹茶ティーラテ」というドリンクが販売されているが、ホット限定のためチルド商品の「抹茶ラテ」とは異なる)。そもそもこのコンビニ限定の商品は、スターバックスにとってどのような位置付けなのだろうか。スターバックス・コーポレーションの広報部に聞いてみた。
――コンビニで販売している商品の中には、店舗で飲めないものがあるのですが、それはなぜでしょうか?
コンビニで販売しているチルドカップ商品では、スターバックスの店舗で展開している商品に加え、コンビニでコーヒーを購入されるお客さまの好みを捉えた、スターバックスらしい魅力のある商品の開発も行っております。
――そもそもなぜコンビニ限定なのですか?
スターバックスのチルドカップ商品は、スターバックス店舗のない場所や、お店に立ち寄る時間がない時でも気軽にスターバックスのコーヒーを味わっていただきたいとの思いから開発されました。コンビニをはじめとしたさまざまなチャネルで、新たなスターバックスコーヒーの魅力を発見し楽しんでいただけることを目的としております。
――このチルド商品はどのようにして開発されるのでしょうか?
まず、日本のスターバックスにて市場動向や顧客分析などを行い、シアトルのマーケティングチームや商品レシピを開発するR&Dチームとディスカッションを重ねて、商品の開発コンセプトを作り上げていきます。その後、シアトルのR&Dチームやパッケージデザインなどを担当するクリエイティブスタジオと密接に連動しながら、販売元のサントリー食品インターナショナルのメンバーと共に、日本のお客さまにとって最適な商品を作り上げる取り組みを行っております。
――たびたびリニューアルが行われるのはどういったきっかけがあるのでしょうか?
お客さまにチルドカップ商品をさらにおいしく楽しんでいただけるよう、日々消費者調査をはじめ、直接お客さまの声を聞きながら商品の改良に取り組んでおります。その結果として商品のリニューアルにつながっているのです。
スターバックスは店舗商品の開発とはまた別の方法で、コンビニや家でスターバックスの味を楽しめるように、開発に取り組んでいる。店舗で新作を堪能するのもいいが、コンビニ商品でより気軽にスターバックスを楽しんでみてはいかがだろうか?