落語家の春風亭小朝(61)が31日、自身のブログを更新し、日本テレビ系『笑点』の大喜利司会者を勇退した桂歌丸(79)の心境を明かした。

春風亭小朝(左)と桂歌丸

小朝は「先日、歌丸師匠に現在の心境をお尋ねしました」と書き出し、2人のやりとりを紹介。歌丸は「肩の荷がおりたというか、少し寂しい気もしますけど。でもね、笑点の前の5分間の番組は続けようと思ってます」と話し、「笑点は疲れましたか」と聞くと、「そうならないように、収録の2日前からなるべく仕事はとらないようにしてました。あと、前日は絶対に地方へ行きません」と説明したという。

「これからは、落語に集中できるぞっていう感じでしょうか?」という問いには、「そうなんですよ。まだまだやりたい噺がたくさんありますから」と意欲。「御神酒徳利、それから二十四孝のやり方を少し変えて。あと塩原太助の外伝もやりたいし、実はね…」と具体的な構想を明かしたそうだ。

そして、歌丸は「前に胸を患った時、本当に噺家をやめようと思った」と打ち明け、当時奥さんに相談したところ「やめてもいいけど、そのあとどうするの。今は釣りもできなくなったんだから趣味で落語をやってたほうがいいんじゃないの、って言われて(笑)」と振り返ったという。

また、「炊きたての御飯のにおいが気持ち悪くて、あと化学調味料を受けつけなくなりまして」という時期があった歌丸だが、今は「おかげさまで、近頃はお医者さんのすすめで肉も食べるようになりました。あと果物は平気なんで、青森の美味しいリンゴジュースを取り寄せてます」と食欲も回復した様子。小朝は「やりたいネタもいっぱいあるそうなので今後の高座が本当に楽しみです」と期待し、「いやぁ、いい刺激になったなぁ」とつづった。