Q.子どものために仕事をやめたいと思ったことはありますか?

「子どもができても仕事は続けたい! 」そう思っていても、仕事と育児の両立はなかなか難しいもの。このまま働き続けるべきなのか……と悩んだことのある人も多いのではないだろうか。そこで今回は、マイナビニュース会員のうち子どもを持つ女性127名に、「子どものために仕事をやめたいと思ったことはありますか? 」と質問してみた。

Q.子どものために仕事をやめたいと思ったことはありますか?

はい 65.8%
いいえ 34.2%

Q.理由を教えてください。

「はい」を選んだ人の意見

・「疲れて怒ってしまうとき」(44歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「子どもとの時間をもっと一緒に過ごしたいから」(27歳女性/通信関連/クリエイティブ関連)
・「保育所に預けていたので一緒にいる時間が少なかった」(64歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「意識が100%子どもに向かわないので」(33歳女性/フードビジネス/販売・サービス関連)
・「子どもに余裕を持って接する時間が少なかったから」(42歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「泣いている子を置いて働くとき」(37歳女性/その他メーカー/事務・企画・経営関連)
・「2歳くらいが一番かわいいというので、それを毎日見ていたいから」(42歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「うまれたら子どもと過ごす時間が楽しすぎて離れたくなくなった」(33歳女性/化粧品・医薬品/営業関連)
・「子どもが体調を崩していても、完全に治るまで仕事を休むわけにもいかなかったので、もっとそばにいてあげたいと思った」(34歳女性/鉱業・金属製品・鉄鋼/事務・企画・経営関連)
・「子どものイベントでどうしても仕事が休めないことがあり、時間的に制約があるのでやめたいと思いました」(36歳女性/通信関連/IT関連技術職)
・「実家の母に預けており、母に甘やかされてワガママになってきてしまったが、預けているということで『甘やかさないで』となかなか言えなかった……なので、自分で育てたいと思い仕事をやめたかった」(52歳女性/その他/その他・専業主婦等)

「いいえ」を選んだ人の意見

・「みんなの協力で働けているから」(44歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「むしろ子どものためにがんばって働こうと思った」(32歳女性/ソフトウェア・情報処理/その他・専業主婦等)
・「職場がとても理解があり、先輩ママもたくさんいるため」(31歳女性/官公庁/公共サービス関連)
・「仕事をしていた方が子どもと離れる時間ができることでより大切さが分かる」(25歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「子育てだけだと気持ちがもたないと思った」(34歳女性/繊維・アパレル/事務・企画・経営関連)
・「10年間積んできたキャリアを簡単に捨てられない」(35歳女性/システムインテグレータ/IT関連技術職)
・「子どもは寂しいかもしれないが、働いていることで育児のストレスを感じすぎることがなく、子どもに優しく接することができるから……私が専業主婦だと子どもにずっとイライラするのが目に見える」(29歳女性/ガラス・化学・石油/事務・企画・経営関連)

■総評
「子どものために仕事をやめたい」と思ったことがある女性は6割超にも及ぶことが分かった。

理由はさまざまだが、中でも多かったのが「子どもと離れたくない」というものだった。出産前は「早く仕事復帰したい」と思っていた女性でも、いざ出産し、かわいいわが子の顔を見ると「かたときも離れたくない! 」と意識が大きく変わるよう。子どもが病気になった時は特にそう感じるようで、一緒にいてあげたくても仕事が休めない現実に大きなジレンマを抱いてしまうようだ。

子どもを保育園に預けることに罪悪感を抱く母親も多かった。保育園で泣いているわが子の姿をみると胸が痛くなり、「一緒にいてあげたほうがいいのだろうか……」と思わず悩んでしまうそう。そのうち徐々に保育園に慣れ、保育士にもなつくようになるかもしれないが、それはそれで親としては複雑な気分かもしれない。

ほかにも、仕事のストレスで子どもに八つ当たりをしてしまったことや、幼稚園や学校のイベントを見に行けなかったこと、育児が大変で自分の体がもたないことなどさまざまな悩みの声が寄せられた。子育てしながら働く女性の皆さん、共感できる意見があっただろうか。

調査時期: 2016年2月23日~2016年4月3日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 女性127名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません