女優の波瑠が、7月スタートの関西テレビ・フジテレビ系ドラマ『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』(毎週火曜22:00~22:54)で、民放連続ドラマ初主演を果たすことが20日、分かった。刑事役も初めてとなる。
このドラマは、内藤了の猟奇犯罪ミステリー「ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」シリーズが原作で、波瑠演じる主人公・藤堂比奈子は、警察学校を優秀な成績で卒業し、刑事部に配属された新人刑事。事件の情報をイラストに描きとめれば決して忘れないという驚異的な記憶力と、殺人犯への異常な探究心を併せ持つキャラクターだ。
比奈子は、先輩刑事やオタク鑑識官、"死神"と呼ばれる女性監察医といった個性豊かなメンバーに囲まれながら、次々と起こる不可解な猟奇殺人事件の捜査に当たっていくが、誰にも明かしていない心の闇を抱えているという側面も。さまざまな犯罪者との出会いによって、その犯罪者への異常な興味の理由も、明らかになっていく。
波瑠は、民放連ドラ主演と刑事役という初めての経験に「喜びも苦労も全部思いっきり味わいたいです!」と抱負。「人の美しさだけではない、傷や苦しみ、怒りなどの感情も描かれていく作品になると思います。藤堂比奈子の歩む道がどんなものになるのか、皆さんに見届けていただけたらうれしいです!」と見どころを語っている。
関西テレビの河西秀幸プロデューサーは、二面性を持つ主人公について「波瑠さんに演じていただけたらきっと面白い作品になると確信し、お願いさせていただきました」と起用理由を説明。今作のテーマを"人を殺す者と殺さない者の境界線"と掲げており、「とにかく先が気になってハラハラする猟奇犯罪ミステリーに、ぜひご期待ください!」と呼びかけている。