子どもに毎月お小遣いを渡しているけれど、いったい何に使っているのか心配という方も多いことでしょう。またオンラインゲームやアプリなどで、気が付いたら高額な支払いになってしまったということも。限度を決めて使わせるためには、あらかじめルールを決めておくことが大切です。
ひとつの方法として、決められた額しか使えないプリペイドカードを利用することも有効です。今回は、便利な機能も併せ持った電子マネー・プリペイドカードを上手にお小遣い管理に取り入れる方法を考えてみましょう。
メリットは「入金額の範囲でのみ使える」
きちんと限度を決めてその範囲内で使い道を考えることは、子どもの金銭教育を行ううえで最も大切なこと。使える上限をわかりやすい形にしたのがチャージタイプの電子マネーやプリペイドカードです。毎月決まった額のお小遣いをチャージして子どもに渡せば、その範囲内でお金の使い道を考える習慣がつけられます。
我が家の場合、子どもはこの春中学生になったばかり。まだ行動範囲も狭く学校の往復で済んでいるのでプリペイドカードを駆使してお小遣いを管理するまでにはいたっていませんが、活用はしています。電車通学をしているので、Suica定期券に毎月のお小遣いのうちの一定額をチャージして普段の支出に使えるようにしているのです。
Suicaは、複数のコンビニチェーン、駅中やターミナルビルでの利用も可能なので、学校の行き帰りにコンビニに寄ったり、飲み物やお弁当を買ったりする程度の支払いにはこれ1枚あれば十分です。1カ月の予算をチャージしておけば、残高を自分で確認しながら使うことができます。
明細は詳しくわかりませんが、いついくら電子マネーとして使ったかということは、券売機で印字すれば確認できるので、子どもに定期的に印字させ、それに明細を記入するようにすればお小遣い帳の代わりにもなります。
高校生などもう少し行動範囲が広くなったり、部活動や塾などで頻繁に交通費が発生したりする場合は、お小遣い分は別管理のほうがわかりやすいので、SuicaやPASMOなど交通系電子マネーとは別に電子マネーやプリペイドカードを持つことを考えてみてもいいでしょう。