オリエンタルランドは4月27日、2020年度までの東京ディズニーランド、東京ディズニーシーの開発計画の一部について決定した内容を発表した。

同社では、2014年に発表した「2023ありたい姿」において、「2023年までに高い満足度を伴った入園者数を恒常的に3,000万人レベルとする」ことを目標として掲げていた。

2014年度以降、入園者数レベルが想定よりも速いペースで増えていることから、目標達成を2020年度に前倒して実現させるため、このたび開発計画の一部を見直すという。

同社では、東京ディズニーランド、東京ディズニーシーに対して、年間500億円レベルの継続的な投資を通じて、新規エリアや大型アトラクションなどの大規模開発からサービス施設の充実に至るまで、あらゆる視点でパークの環境づくりを推進していくとのこと。

東京ディズニーランド&シー、新施設への予定投資額は?

今後、東京ディズニーランドにオープン予定のエリアやアトラクションへの投資額をみると、2020年春オープン予定のものでは、新エリアのファンタジーエリアに新設される「美女と野獣エリア(仮称)」の大型アトラクションが約320億円、同エリア内にオープンする屋内のライブエンターテイメントシアターは約170億円を予定。

さらに、トゥモローランドに新設する、『ベイマックス』がテーマの新アトラクションは約60億円。トゥーンタウンにオープンする、ミニーマウスのキャラクターグリーティング施設は約20億円を予定している。

東京ディズニーランドの施設開発エリア

東京ディズニーシーをみると、2019年オープン予定のメディテレーニアンハーバーの新アトラクション「ソアリン(仮称)」は約180億円を予定している。

東京ディズニーシーの施設開発エリア

2021年度以降の方針は?

同社では、2021年度以降、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーを更に進化させるため、開発計画を検討している。

東京ディズニーランドは、ファンタジーランドを含む7つのテーマランドを対象に、エリア規模で刷新を順次行うなど、開発を行っている。

東京ディズニーシーでは、世界で唯一の海をテーマとしたディズニー・テーマパークとして飛躍的な進化を遂げるため、複数の拡張用地を活用した大規模なパーク開発を行うことで質・量ともに体験価値を向上していくという。

このほか、東京ディズニーリゾート内のホテル客室数の増加など、東京ディズニーリゾート全体の価値向上に向け、様々な検討を進めていく予定としている。

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