経済産業省 資源エネルギー庁は4月20日に発表した石油価格調査(4月18日時点)によると、レギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より0.3円高い116.6円となり、6週連続で値上がりした。

直近1カ月の動き(出典:経済産業省 資源エネルギー庁Webサイト)

熊本地震、大きな値段変動なし

石油情報センターは「4月17日に産油国が開いた会議で、原油の安値対策が出るのではないかという期待から原油価格の値上がりが続いたことが、今回のガソリン価格にも影響した」と分析。熊本地震の影響については「大きく値段が変動することもなく、特に影響はない。地震発生当初は約200カ所(小売店)で休業していたが、昨日(19日)現在で全体の9割が営業しており、この先は大きな問題はないとみている」と話している。

都道府県別にみると、33都府県で値上がり、5県で横ばい、9道県で値下がりした。最も高かったのは長崎県と鹿児島県の124.7円(長崎県は前週124.4円、鹿児島県は同124.7円)で、次が沖縄県の123.3円(同123.1円)と続いた。一方、最も安かったのは高知県の109.7円(同107.3円)だった。

ハイオク1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より0.3円高い127.5円と、6週連続の値上がり。軽油1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より0.2円高い99.4円と、5週連続の値上がりとなった。

灯油18リットル当たりの店頭価格は前週より3円高い1,115円と、3週連続で値上がりした。