ベイクルーズは3月24日、ブルックリン発のコーヒーショップ「GORILLA COFFEE(ゴリラコーヒー)」の2号店を「エソラ池袋」(東京都豊島区)にオープンした。ニューヨーク・デイリー紙で「NYCで飲めるおいしいコーヒーBEST5」に選出されたことがあるという同店。いったいどの部分が"ゴリラ"なんだ!?

「GORILLA COFFEE(ゴリラコーヒー) エソラ池袋店」(東京都豊島区)

ブルックリンの店舗をそのまま持ってきたイメージだ

力強く、インパクトのある"ゴリラ"をシンボルに

オーナーのキャロル・マクラフリン氏

同店は、「力強くインパクトのあるコーヒー」をコンセプトに、2002年にニューヨークのブルックリンで創業。現在はアメリカで2店舗、日本で2店舗を運営している、スペシャルティーコーヒー専門店だ。力強い味わいのコーヒーが人気を集め、ブルックリンでは地域密着型の店として愛されているとのこと。

今回の2号店オープンを見届けるため、日本を訪れていたオーナーのキャロル・マクラフリン氏は"ゴリラ"という店名について、「"ゴリラ"の力強さと印象に残るイメージを伝えたくて、名前に使いました。楽しそうで、遊び心がある名前でしょう?」と語っていた。

キャロル氏によると、接客にもこだわりがあるそうだ。「私たちは、来店されたゲストとのコミュニケーションを大事にしています。一人一人を家族のように思い、プライベートな話も積極的にできればと思っています。そのため、バリスタとコミュニケーションを取りやすくなるように、エスプレッソマシンや提供台を低くし、ドリンクは目の前で作成することを心がけました」と話している。

ドリンクを目の前で作れるよう、提供台は低く、広くなっている

ゲストとスタッフの目線は同じようにした

コーヒーはもちろん、ガツンとしたボリュームのあるフードも!

同店の目玉商品は、キャロル氏自身がコーヒー豆を直接農園から買い付けた「コーヒー」(税込300円~)やコーヒーにエスプレッソを1ショット入れた「レッドアイ」(税込420円)など。コーヒー豆も販売しており、ペルーやエルサルバドルなどのシングルオリジンに加え、池袋をイメージした「bukurodeo(ブクロデオ)」(130g/税込2,200円)や「shibuya blend(シブヤブレンド)」(130g/税込2,200円)といった、日本オリジナルブレンドも登場する。

池袋をイメージした「bukurodeo(ブクロデオ)」(130g/税込2,200円)

「shibuya blend(シブヤブレンド)」(130g/税込2,200円)

看板商品のコーヒーは「blendmentosis(ブレンドメントシス)」。香りは甘く、酸味とコクのバランスが絶妙だ。コクが深いが後味はさっぱりとしているので、コーヒーが苦手な人も飲みやすいだろう。「ラテ」(税込360円)は、バリスタが目の前でラテアートを描いてくれるので、注文したときは目を離さないでほしい。

バリスタが目の前でラテアートを描いてくれる

「ラテ」(税込360円)

また、ボリュームのあるアメリカンテイストのフードメニューも充実している。片手で持つのは難しいくらい大きいホットドッグ「ゴリラドッグ」(税込650円)は、カリっとしたバンズで大ぶりなソーセージを挟み、フライドオニオンとザワークラウト、チリソースをトッピング。

「ゴリラドッグ」(税込650円)

同店限定の「ジャー イン ブレッド(チョコバナナ/ベリー)」(各・税込430円)は、スプーンで食べるマフィンだ。マフィン生地を瓶ごと焼き上げ、果実をごろっとのせている。

「ジャー イン ブレッド(左:チョコバナナ/右:ベリー)」(各・税込430円)

チョコバナナは、ピンクグレープフルーツがトッピングされている

ベリーは、果実の爽やかな酸味が口に広がる

コーヒーだけでなく、フレンドリーな接客を受けられる「ゴリラコーヒー」。オーナーのキャロル氏は今回の出店について、「どうぞ店の中に入ってみてください。私たちはいつでも日本の皆さんを歓迎しております。コーヒーにもラテにもプライドを持っていますし、1杯のアートとしてあなた方に提供します。ぜひ来店して、私たちと家族のような絆を持ちましょう」とコメントしている。コーヒー好きならぜひ一度行ってみてほしい。

店内では、コーヒースクールが行われることも