ライト文芸の小説レーベル「ファン文庫」、創刊!

3月20日、マイナビ出版から小説文庫「ファン文庫」が創刊された。レーベルテーマは【キャラクター】×【プチ謎】×【オシゴト】。魅力的なキャラクターたちが繰り広げる、ほのぼのお仕事ストーリーや日常の謎を描いたミステリーなど、読んだあとほっこりできる作品を揃えている。カバーはイラスト描き下ろしで、忙しい日々の合間、ひと息つけるラインナップを目指している。

創刊4冊のうちの一作、『万国菓子舗 お気に召すまま ～お菓子、なんでも承ります。～』(溝口智子:著、げみ:イラスト)は日本最大級の小説投稿サイト「小説家になろう」とマイナビ出版がコラボした、「第1回お仕事小説コン」でグランプリを受賞した作品。

九州・博多にあるどんな注文にも応えてくれるお菓子屋さん「お気に召すまま」を舞台に、サボり魔だけど腕は超一流のイケメン店主・荘介と、自称"試食係"のお菓子大好きアルバイト・久美のもとに変わった客からの注文がやってくるストーリーとなっている。桃カステラ、サバラン、バター餅、トルコアイス、月餅など、オーダーされる世界中のお菓子の裏に隠れたストーリーが展開される。

お仕事小説とは、ストーリーの中に何らかの「お仕事」ネタが出てくる小説、もしくは主人公が何らかの「職業」についている小説を表しており、同社は今後も定期的にコンテストを開催していくという。第2回「お仕事小説コン」は3月17日より募集を開始している。締め切りは6月30日。

また、ファン文庫の創刊ラインナップには他に、人気ドラマ『リーガルハイ』『緊急取調室』『ゴーストライター』等の作品で法律監修・出演を果たしている現役イケメン弁護士・佐藤大和のリアル法律小説『二階堂弁護士は今日も仕事がない』(佐藤大和:原作、睦月ムンク:イラスト)、

「第1回お仕事小説コン」準グランプリ受賞作、強烈ナルシスト探偵×変な男引き寄せOLの『謎解きよりも君をオトリに ～探偵・右京の不毛な推理～』(来栖ゆき・著、けーしん:イラスト)、

金目のものより曰く付きの物ばかり集める妖しい質屋、『質屋からすのワケアリ帳簿 ～大切なもの、引き取ります。～ 上』(南潔・著、冬臣:イラスト)など、様々な職業をテーマにした作品が登場する。

創刊ラインナップ4作の値段はすべて599円+税。