また、面倒をなくすための口座振替ですが、様々な支払いで1カ月のうちに振替日が複数あると、残高確認などの口座管理が大変です。家賃の支払いを1つのカードにまとめることができれば、振替日も一度にまとめることができ口座管理も楽になるでしょう。

これらの点を考えると、家賃は現金で払うよりもカードで払った方がおトクなようですね。カード払いOKの物件も増えてきているようなので、物件探しの際に希望条件のひとつに入れてみてはいかがでしょうか。

カード払いのデメリットは?

一方で、カード手数料をデメリットとして挙げられることがあります。カード決済を導入するための手数料は、賃貸不動産の場合なら本来は家主負担です。ところが、借り主に一部負担してもらおうと、家賃に上乗せすることがあるとも言われます。

同じ物件を複数の不動産会社が取り扱うことはよくあることで、家賃を始め入居費用の大小は不動産会社次第。現金払い・カード払いだからという訳ではなさそうです。気に入った物件があれば、不動産住宅情報サイトなどで複数の不動産会社を比較してみましょう。家賃や入居費用、条件などを比較・確認することができますよ。かかるお金や条件がほぼ同じなら、クレジットカード払いOKの会社に契約をお願いするといいでしょう。

※写真はイメージで本文とは関係ありません

筆者プロフィール:武田明日香(たけだ あすか)
エフピーウーマン所属、ファイナンシャルプランナー。日本テレビ「ZIP!」やTBSテレビ「あなたの損を取り戻せ 差がつく! トラベル!」「Saita」「andGIRL」等の雑誌、「webR25」「わたしのマネー術」等のウェブサイトなど幅広いメディアを通じ、お金とキャリアの両面から女性が豊かな人を送るための知識を伝えている。人生の"やりたい"が"できる"に変わるお金の教養スクール開講中!