総合人事・人財サービスを展開するアデコは2月16日、「仕事上のストレス」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査時期は2015年11月、有効回答は全国の20代以上の社員3,299人。
「社長・会長」の半数近くはストレスなし
普段、仕事をする上でのストレスをどの程度感じているか尋ねたところ、「やや感じる」が40.7%、「かなり感じる」が26.6%、「精神的にまいるほど感じる」が5.0%となり、計72.4%が仕事でストレスを感じていた。
一方、ストレスを「まったく感じない」「ほとんど感じない」と答えた割合が最も多かった役職は「会長・社長」で、半数近くの44.6%がストレスを感じていないと回答した。
会社に対して、社員のストレス低減のために行ってほしいことを聞くと、「給与アップ」が28.3%でトップ。次いで「職場環境の改善」が19.9%、「リフレッシュルームなど休憩できるスペースを設ける」が13.5%と続き、同社によると「職場環境に関する改善をしてほしいという希望がたくさんあった」という。
ストレス解消法を男女別にみると、女性は「好きなものを食べたり、お酒を飲んだりする」が53.8%で最多。一方、男性は「十分な睡眠など休息をとる」が38.3%、「好きなものを食べたり、お酒を飲んだりする」が37.9%、「運動など身体を動かす」が33.1%など、回答が分かれる結果となった。