京都鉄道博物館の本館2階「キッズパーク」が完成し、5日に「キッズパーク寄贈式」が行われた。「キッズパーク」は子供たちが遊べるようにタカラトミーが寄贈した施設で、「プラレールW7系かがやき大型遊具」「プラレール遊び放題スペース」をはじめ、「プラレール」の世界観を楽しめるという。

「プラレールW7系かがやき大型遊具」

「プラレール遊び放題スペース」

京都鉄道博物館は梅小路蒸気機関車館(2015年8月閉館)と一体化した施設として、4月29日にグランドオープンを迎える。交通科学博物館(2014年4月閉館)の展示車両や収蔵物も移設され、蒸気機関車から新幹線まで日本の近代化を牽引した53両を収蔵。体験型の展示や企画展示なども楽しめる。

「キッズパーク」は鉄道ジオラマや運転シミュレータなどの体験型展示と同じ本館2階に設置される。「プラレールW7系かがやき大型遊具」は、「プラレール」の40倍、実物車両の約半分というサイズで、子供たちが入って遊べるだけでなく、運転席の窓から顔を出し、新幹線の運転士になった気分で記念撮影を行うことも可能。「プラレール遊び放題スペース」では、好きな「プラレール」を選んで遊ぶことができる。

その他、鉄道を通じてさまざまな学びを得られる「鉄道知育コーナー」、「リカちゃん」「トミカ」といったロングセラーのおもちゃを展示した「タカラトミーのおもちゃ歴史コーナー」も設置。「プラレールたくさん窓装飾」として、「キッズパーク」の大きな窓へ「プラレール」の車両・レール・情景部品による装飾も施される。

2月5日の「キッズパーク寄贈式」は京都鉄道博物館の本館2階で行われ、タカラトミー代表取締役会長の富山幹太郎氏、同社代表取締役社長兼CEOのH.G.メイ氏、西日本旅客鉄道代表取締役社長の真鍋精志氏らが出席。タカラトミーからJR西日本へ目録が贈呈され、続いてJR西日本からタカラトミーへ感謝状が授与された。

「列車を運転している気分を味わえるW7系の大型模型をはじめ、大変魅力的なエリアとなっております。京都鉄道博物館では、このキッズパークをはじめ、小さなお子様がいらっしゃるご家族連れの方にも心置きなく楽しんでいただけるよう、準備を進めてまいります」と真鍋氏。H.G.メイ氏は、「今回のようにコラボできることは非常に光栄。この場でこれからもたくさんの笑顔をつくっていきたい」とコメントした。